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米国株:小反落、商品安で石油や素材に売り-キンバリーも下落

米株式相場は小反落。S&P 500種株価指数は4営業日ぶりに下げた。商品安を背景にエネルギー、 素材株が下落した。消費者向け紙製品メーカー、キンバリー・クラー クが収益見通しを引き下げたことも売り材料。

商品19銘柄で構成するトムソン・ロイター・ジェフリーズCR B指数が4日ぶりに下げ、マラソン・オイルやニューコアなどが下落。 キンバリーなど生活必需品株も安い。一方、ヤフーは高い。取締役会 メンバーが外部からの買収提案などを検討すると報じられたことが手 掛かり。

S&P500種株価指数は0.2%安の1335.25で終了。ダウ工業 株30種平均は26.11ドル(0.2%)下落の12479.88ドルで終えた。

イーグル・アセット・マネジメントで約50億ドルの資産運用に 携わるエリック・ミンツ氏は、「市場には懸念や注意を要する材料が 多々あるが、最終的には企業収益が相場を左右するだろう。業績は伸 び続ける必要がある」と述べた。

ブルームバーグがまとめたデータによると、S&P500種企業の 第1四半期決算は利益が市場予想を9.6%上回っている。純利益は予 想平均を8四半期連続で上回っているものの、予想を上回る企業の比 率は3四半期連続で低下している。

エネルギー、素材が安い

マラソン・オイルは2.3%下落。エネルギー株指数は0.6%安と、 S&P500種の10業種全体で2番目にきつい下げ。シュルンベルジ ェも安い。

素材株指数は0.7%安。全10業種で下落率首位となった。鉄鋼 のニューコアは2.3%下落。化学のデュポンは1.4%下げ、ダウ平均 構成銘柄の下落率トップ。

キンバリーは2.7%安と、S&P500種のなかで4番目にきつい 下げ。原材料価格の上昇を理由に、2011年の利益見通しの下限を引 き下げた。

オールド・セカンド・ナショナル・バンク(イリノイ州)の最高 投資ストラテジスト、スチュアート・ビーチ氏は、「キンバリーはコ スト上昇を補うほど売り上げが伸びなかったのだろう。今のところ業 績への悪影響はまださほど表れていないが、他の企業にも同じような ことが起こるだろう」と語った。

ブルームバーグがまとめたデータによれば、11日以降に決算を 発表したS&P500種構成企業124社のうち、81%で1株当たり利 益がアナリスト予想を上回った。500社全体では8四半期連続で予想 を上回っており、少なくとも2006年以降で最長となっている。これ を背景に、S&P500種は09年3月9日につけた弱気相場の底から 最大で99%戻した。

上昇銘柄

スロットマシン・メーカー最大手のインターナショナル・ゲー ム・テクノロジー(IGT)は9.3%上昇。S&P500種で上昇率首 位となった。1-3月(第2四半期)の調整後の1株利益が23セン トと、アナリスト予想平均の21セントを上回った。

ヤフーは1.5%上昇。数名の取締役会メンバーが同社への買収提 案を含め複数の選択肢を前向きに検討すると、22日付のウォールス トリート・ジャーナル紙が情報源を明示せずに報じた。ヤフーの取締 役会は2008年にマイクロソフトからの1株当たり31セントの買収 提案を拒否している。

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