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自動車各社で過去最低水準が相次ぐ、3月の国内生産-大震災が響く

自動車メーカーが25日に発表した 3月の国内生産台数は、東日本大震災の影響でリーマンショック後を 凌ぎ、過去最低水準になるところが相次いだ。

トヨタ自動車の3月の国内生産台数は前年同月比63%減の12万 9491台で、統計記録のある1976年1月以来、最低の生産水準となっ た。これまでの最低はリーマンショック後の09年2月の14万1127 台だった。3月の下落率は09年2月の64%減に次ぐ過去2番目の大 きさ。

震災による生産影響は、3月だけで約20万台。4月18日からは 国内の全車両工場で生産を再開したが、安定的な部品調達には時間が かかる見通し。トヨタは22日、生産の正常化はおおむね11-12月ご ろという見込みを示した。

トヨタの10年度の世界生産は前年比0.9%増の734万2255台。 また、3月の国内販売は前年同月比45%減の11万5196台で、3月と しては74年の10万6470台販売に次ぐ低水準だった。

ホンダの3月の国内生産は、前年同期比63%減の3万4754台で、 生産台数、下落率ともに過去最悪となった。3月の国内工場稼働日予 定23日のうち操業をしたのは9日間で、約4万5000台の生産に影響 があった。

ホンダは25日、国内四輪車生産は6月末まで5割程度の操業率と なり、生産の正常化は年内を見込んでいると発表した。広報担当の岡 田友博氏は、今後は海外生産への影響も見込まれると述べた。ホンダ の10年度の世界生産台数は前年比8.2%増の357万6362台。

一方、日産自動車の3月の国内生産は、同52%減の4万7590台。 記録のある71年以来、3月として過去最低水準だった。下落率は09 年3月の55%減に次ぎ2番目となっている。3月の生産影響台数は約 5万5000台。4月の国内工場の稼働率は5割程度となっている。

日産自の海外では米国3工場で7日間の非稼働日があったほか、 メキシコの2工場で5日ずつ、英国の1工場で3日間の非稼働日を設 けるなど海外生産に影響が及んでいる。10年度の世界生産は前年比 25%増の421万4959台で過去最高水準となっている。

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