コンテンツにスキップする

ヤフー株1カ月ぶり高値、 広告低迷も増益可能との見方-野村格上げ

インターネットサービス大手のヤ フー株が一時、前週末比5.3%高の2万9980円と4連騰。3月28日 以来、約1カ月ぶりの高値を付けた。東日本大震災の影響で、広告市 場全体の低迷が見込まれる中でも今期の増益達成は可能、との見方が 一部アナリストから示され、業績の堅調さを評価する買いが入った。

同社が22日に行った決算発表によると、今期(2012年3月期) の第1四半期(11年4-6月)の連結営業利益予想は373億円-396 億円で、前年同期比では0.8%減-5.3%増の範囲を見込む。通期予想 は、事業環境が短期的に大きく変動する傾向にあるとの理由で公表し ていない。11年3月期は1596億円と、前期比11%増。リスティング 広告やディスプレイ広告の出稿拡大、「Yahoo!ショッピング」の取扱高 伸長などが寄与した。

野村証券は25日、ヤフーの投資判断を従来の「中立」から「買い」 に、目標株価も3万6500円から3万9000円に引き上げた。丸山祐子 アナリストは、震災後の広告事業が懸念していたよりも底堅く、広告 市場全体が減収に転換する中で、4-6月期も前年同期比で増収増益 が予想されるとの見解を示唆。さらに12年3月通期でも、増収増益の 達成を予想した。

同氏によると、震災の影響で3月売上高は17-19億円の減収とな ったが、1-3月期のディスプレイ広告は前年同期比約5%、リステ ィング広告は同10%強増収と健闘したと投資家向けリポートで指摘。 4月以降も広告出稿の抑制を受けるが、「全体売上高は4-6月期、7 -9月期ともに前年同期比2%増収を確保できよう」とみている。

同証では、今期の連結営業利益予想をこれまでの1712億円から 1682億円に減額したが、前期比では5.4%増と試算。さらに13年3月 期に関しては、「Yahoo!ロコ」などスマートフォン(多機能携帯電話) 向けサービスの収益化も見込まれるとし、同期の営業利益は1850億円 と続伸を予想した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE