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豪財務相:財政面で困難な決断必要-04~07年のような税収増見込めず

オーストラリアのスワン財務相は、 前回の鉱山ブーム時の2004-07年ほどの税収の伸びは期待できない ため、歳出を抑制し、「困難な財政上の決断」を下す必要があるとの認 識を示した。

同相は24日、週間経済報告書で、新たに3340億豪ドル(約29 兆5300億円)の税収が生み出され、「黄金の川となって国庫に流入し た状況の再来を期待してはならない」と指摘。当時と同様の歳入急増 を見込むべきではないとした。

スワン財務相は、世界的金融危機後の消費者の慎重姿勢と豪ドル 上昇が経済の一部に打撃を与えていると説明した。豪ドルは先週、1 豪ドル=1.0775米ドルと、1983年の変動相場制移行後の最高値を付け た。中国への石炭や鉄鉱石の輸出収入を背景とする通貨上昇で、豪州 の観光業や製造業、教育産業などに悪影響が及んでいる。

同相によれば、3月11日に発生した東日本大震災の影響が商品輸 出収入を約20億豪ドル押し下げる見通し。今年に入りクイーンズラン ド州を襲った洪水とサイクロンによる経済コストは90億豪ドルに上 る公算が大きいという。

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