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英BPのトランスオーシャンへの賠償請求訴訟、米報告書が裏付けか

米メキシコ湾で昨年発生した原油 流出事故に関して、リグ(掘削装置)を保有していたトランスオーシ ャンによる安全上の不備を指摘する米沿岸警備隊の報告書が、BPが 目指している費用の一部回収に有利に働くとの見方を、アナリストが 示した。

沿岸警備隊は22日発表した288ページに及ぶ報告書で、トランス オーシャンによる電子機器の整備不良のほか、ガス警報や自動停止シ ステムへの注意を怠ったこと、訓練が不十分だったことが昨年4月20 日に発生した大事故の一因になったと指摘した。この事故でリグ作業 員11人が死亡し16人が負傷、原油が87日間にわたってメキシコ湾に 流出した。

リグ「ディープウォーター・ホライズン」をトランスオーシャン からリースしていたBPは今月20日、トランスオーシャンによる「誤 った管理」がなければ爆発や火災、作業員の死亡、原油流出は発生し なかったと主張し、数十億ドルの損害賠償を求めて提訴した。沿岸警 備隊の報告書は、トランスオーシャンが効果的な安全管理やそれを重 んじる企業文化を欠き、リグでの事故に「つながった」としている。

エドワード・ジョーンズ(セントルイス)のアナリスト、ブライ アン・ヤングバーグ氏は「BPはこれを、トランスオーシャンにも責 任の一端があるとする自社の主張を裏付けるものと考える可能性が高 い」と指摘。BPはトランスオーシャンが事故の賠償金を支払うよう 「より粘り強い」姿勢を示すかもしれないと述べた。

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