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今週の米指標:1-3月は成長鈍化か-ガソリン価格急上昇の影響

今週発表の米経済指標では、1 -3月(第1四半期)米経済成長ペース鈍化が示される見通しだ。ガ ソリンの急激な値上がりによる消費支出削減の影響が反映されるとみ られている。

米商務省が28日発表する第1四半期の国内総生産(GDP)速 報値は、ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト66人の 予想中央値で前期比年率1.9%増が見込まれている。2010年10-12 月(第4四半期)は同3.1%増だった。

26日から2日間の日程で開催される米連邦公開市場委員会(F OMC)では、6月末にかけて6000億ドル(約49兆円)の国債を 購入する量的緩和第2弾(QE2)を当初計画通り完了させることを 確認するもようだ。バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長 は27日のFOMC声明発表後、初の会見に臨む。

ムーディーズ・アナリティクスのシニアエコノミスト、ライア ン・スウィート氏は「経済はややソフトパッチ(一時的な軟化局面) にある」と指摘。「ガソリン価格の急上昇が続けば、消費者心理に大 きな打撃を与えるだろう」と述べた。

第1四半期GDPのうち、個人消費は前期比年率2.1%増が予想 されている。昨年第4四半期は同4%増と、4年ぶりの大きな伸びを 示した。個人消費は米GDPの約7割を占める。

またGDP価格指数(デフレーター)はプラス2.4%と、過去2 年余りで最も大きな上昇になったとみられている。

住宅統計

米商務省が27日に発表する3月の製造業耐久財受注額は前月比 2%増加の予想。2月は同0.6%減(改定値)だった。

一方、住宅市場は差し押さえが増える中、厳しい状況が続いてい る。全米20都市を対象にした2月の米スタンダード・アンド・プア ーズ(S&P)/ケース・シラー住宅価格指数は前年同月比3.3%低 下と、09年11月以来の大幅低下が予想されている。同指数は26日 に発表される。

25日に米商務省が発表する3月の新築一戸建て住宅販売は、前 月比12%増の28万戸(年率換算)の見通し。2月は25万戸で、 1963年以来の低水準だった。

28日に全米不動産業者協会(NAR)が発表する3月の中古住 宅販売成約指数は、前月比1.7%上昇が見込まれている。2月は同

2.1%上昇だった。

雇用の増加や株価上昇が消費者信頼感の改善につながっている可 能性もある。29日発表の4月のロイター・ミシガン大学消費者マイ ンド指数(確定値)は70と、3月の67.5から上昇する見込み。26 日に米民間調査機関コンファレンス・ボードが発表する4月の消費者 信頼感指数は64.5と、3月の63.4からの上昇が予想されている。

(米経済指標に関する最新情報は、こちらをご覧ください)

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