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国内年金、新興国やオルタナティブ投資を拡大-JPモルガン調査

JPモルガン・アセット・マネジメ ントが22日まとめた調査によると、国内年金基金の間では、新興国へ の投資や、オルタナティブ(代替)投資を拡大する傾向にあることが分 かった。一方、高いリターンの期待できない国内債券を削減する動きや 価格変動リスクを削減するため株式も圧縮する方向にあるという。

JPモルガン・アセットの鈴木英典・投資戦略ソリューション室長 は同日の記者説明会で、国内年金は「新興国やオルタナティブなどへの 新規配分や追加配分による分散で、リスクを抑えながらリターンを狙っ ている」と分析した。国内債券への投資では「期待リターンの引き下げ は限界」として減らす方針の年金が昨年より増えたとしている。

調査は、国内年金119基金(運用資産総額約10兆円)を3月上旬 から4月にかけて実施した。年金基金が持つ期待リターンの平均値は1 年前の年3.7%から今回は同3.6%と低下傾向が継続しながらも鈍化し ており、引き上げる基金もあった。一方、想定リスクを抑制する動きは 継続しており、よりリスクを重視した運用にシフトしているという。

119基金のうち12.3%が新興国株への配分を増やし、12.0%が新興 国債券を増やす計画。オルタナティブ投資は32.3%が増やし、5.1%が 減らす予定だ。国内債券への配分を減らす方針の基金は14.3%と増やす 計画の9.2%を上回った。国内株式は21.2%が減らす計画で5.1%が増 やす方針だ。

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