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米モルガンSの株価上昇-好決算と三菱UFJの優先株転換合意を好感

21日のニューヨーク株式市場では、 世界最大の証券会社を持つ米モルガン・スタンレーが上昇した。1- 3月(第1四半期)利益がアナリスト予想を上回ったことや、三菱U FJフィナンシャル・グループがモルガン・スタンレーの優先株を普 通株に転換することに合意したと発表したのが好感された。

第1四半期の純利益は9億6800万ドル(約790億円、1株当たり 50セント)。調整後の1株利益は46セントで、アナリスト予想平均の 40セントを上回った。純利益には三菱UFJとの合弁事業に絡む1株 当たり26セントの損失が含まれている。三菱UFJが78億ドル相当 の優先株を普通株に転換することに合意したことで、モルガン・スタ ンレーにとって年間配当支払いは7億8400万ドル減る。

トレーディング収入は前期比でほぼ3倍に拡大し、ジェームズ・ ゴーマン最高経営責任者(CEO)による債券部門の立て直し策を後 押しした。三菱UFJの優先株転換でモルガン・スタンレーの普通株 中核的自己資本(Tier1)比率は約2.7ポイント高まり、ゴーマ ンCEOが言う同社にとって「最大の」不確実性が取り除かれる。

エドワード・ジョーンズのアナリスト、シャノン・ステム氏は、「ト レーディング事業が改善した証拠が見られる。特に株式トレーディン グは好調だった」と述べ、「優先株の転換でモルガン・スタンレーの資 本基盤は改善し、これらの優先株への配当支払いがなくなる。普通株 の数は増えるものの、柔軟性が高まる」と指摘した。

モルガン・スタンレーの株価はニューヨーク時間午後4時15分(日 本時間22日午前5時15分)時点で前日比44セント(1.7%)高の26.48 ドル。一時は5.2%高と、日中ベースで1月以来最大の上げ。年初以降 20日までは4.3%下落していた。昨年は8.1%安。

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