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米国株:上昇、アップルやモルガンSが好決算-景気楽観強まる

米株式相場は上昇。アップルや モルガン・スタンレーなどの決算で利益が予想を上回り、景気に対す る楽観的な見方が強まった。S&P500種株価指数は今回の強気相 場の高値に接近している。

アップルやクアルコムなどテクノロジー銘柄が高い。両社は利益、 売上高ともに市場予想を上回った。アルコアなど素材関連も上昇。商 品価格が3日続伸となったことが手掛かり。このほか、1-3月(第 1四半期)決算でトレーディング収入が前四半期の2倍強となったモ ルガン・スタンレーも買い進まれた。

S&P500種株価指数は0.5%高の1337.38。ダウ工業株30 種平均は52.45ドル(0.4%)上昇の12505.99ドルと、終値ベー スでは2008年6月以来の高値となった。

シマング・キャナル・トラストの上級投資責任者、トム・ワース 氏は「決算主導の上昇局面であることに疑いの余地はない」と指摘。 「企業利益が3年ぶり高水準にあることから、ダウ平均も3年ぶり高 値となっている。今四半期は記録的な四半期になると当社は見込んで いる。売上高が伸びており、大手多国籍企業の業績が次々に上向いて いる」と続けた。

決算期

S&P500種の構成企業の利益は、8四半期連続でアナリスト 予想を上回っている。これは、少なくとも2006年以降では最長。同 指数は現在、2月18日に付けた今回の上昇相場の高値1343.01を 約0.4%下回る水準にある。

S&P500種の構成企業で11日以降に四半期決算を発表した 115社で1株当たり利益が19%増加したほか、81%はアナリスト予 想を上回った。売上高は5%増加し、72%でアナリスト予想を上回 っている。

ゴールドマン・サックス・グループのチーフ米国株ストラテジス ト、デービッド・コスティン氏(ニューヨーク在勤)は、米企業が 「素晴らしい」利益を計上しており、テクノロジー企業など一部は 11年を通じてそのモメンタム(勢い)が続くとの見通しを示した。 同氏は、S&P500種が年末までに1500に上昇すると見込んでい る。この予想は、ブルームバーグが調査を実施したストラテジスト 13人中で2番目に高い。

コスティン氏はブルームバーグテレビジョンのインタビューで、 「これまでのところは素晴らしい状況だ」とし、「景気は拡大し、企 業利益の成長も力強い。市場へのマネーの流れもポジティブだ」と説 明した。

米株式市場は22日、グッドフライデー(聖金曜日)の祝日で休 場となる。

商品株

業種別では、S&P500種の主要10業種すべてが上昇。ドル安 を受け金相場が5日連続で過去最高値を更新したほか、銀相場も31 年ぶり高値に上昇したことを手掛かりに素材株指数が最も上げた。商 品19銘柄で構成するトムソン・ロイター・ジェフリーズCRB指数 は0.5%高の367.44と3日続伸。テクノロジー株指数は1%高で 2番目の上昇率だった。

アップルは2.4%高の350.70ドル。同社の1-3月(第2四 半期)決算は、純利益が59億9000万ドル(1株当たり6.40ド ル)。売上高は83%増の247億ドル。ブルームバーグがまとめたア ナリスト予想平均は、1株利益が5.39ドル、売上高が234億ドル だった。

クアルコムは3%高の56.94ドル。同社の1-3月(第2四半 期)決算は、一部コストを除く調整後の1株利益は86セントで、ブ ルームバーグがまとめたアナリスト予想の80セントを上回った。ま た売上高は前年同期比46%増の38億8000万ドル。市場予想は36 億2000万ドルだった。

モルガン・スタンレーは1.7%上昇の26.48ドル。同社の1- 3月(第1四半期)決算では、調整後の1株利益が46セントとなり、 アナリスト予想の平均(40セント)を上回った。

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