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4月21日の米国マーケットサマリー:上昇、好決算で景気を楽観

ニューヨークの為替・株式・ 債券・商品相場は次の通り。(表はNY午後4時現在)

為替 スポット価格 前営業日 ユーロ/ドル 1.4553 1.4523 ドル/円 81.79 82.56 ユーロ/円 119.02 119.90

株 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率 ダウ工業株30種 12,505.99 +52.45 +.4% S&P500種 1,337.38 +7.02 +.5% ナスダック総合指数 2,820.16 +17.65 +.6%

債券 直近利回り 前営業日比 米国債2年物 .66% .00 米国債10年物 3.40% -.01 米国債30年物 4.47% +.01

商品 (中心限月) 終値 前営業日比 変化率 COMEX金(ドル/オンス) 1,503.80 +4.90 +.33% 原油先物 (ドル/バレル) 112.23 +.78 +.70%

◎外国為替市場

ニューヨーク外国為替市場では、ドルが対オーストラリア・ドル で最安値まで下落。対ユーロでは1年4カ月ぶり安値に下げた。世界 の経済成長が持続しているとの兆候が示されると高利回り通貨に対す る需要が拡大した。

ドルはスイス・フランに対して少なくとも過去40年で最安値 に落ち込んだ。スウェーデン・クローナや韓国ウォン、ニュージーラ ンド・ドルに対しても安い。他国に比べて米国の利上げ時期は遅いと の観測が売り手掛かり。

BNPパリバの為替ストラテジスト、メアリー・ニコラ氏は、 「連邦準備制度理事会(FRB)はしばらくの間、政策金利を据え 置くだろう」と述べ、「利回りを確保しようとすると、低利回りの ドルを避け、より利回りの高い通貨に流れることになる」と続けた。

ニューヨーク時間午後3時59分現在、ドルは対ユーロで

0.2%下げて1ユーロ=1.4556ドル、前日は1.4523ドルだった。 週間ベースでは0.9%安。一時は1.4649ドルと、2009年12月 以来の低水準を付けた。ドルは対円で0.9%下げて1ドル=81円 82銭。前日は82円56銭だった。一時は81円62銭と、3月29 日以来の安値。円は対ユーロで0.7%上げて1ユーロ=119円10 銭(前日119円90銭)だった。

◎米国株式市場

米株式相場は上昇。アップルやモルガン・スタンレーなどの決算 で利益が予想を上回り、景気に対する楽観的な見方が強まった。S& P500種株価指数は今回の強気相場の高値に接近している。

アップルやクアルコムなどテクノロジー銘柄が高い。両社は利益、 売上高ともに市場予想を上回った。アルコアなど素材関連も上昇。商 品価格が3日続伸となったことが手掛かり。このほか、1-3月(第 1四半期)決算でトレーディング収入が前四半期の2倍強となったモ ルガン・スタンレーも買い進まれた。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価 指数は0.5%高の1337.38。ダウ工業株30種平均は52.45ドル (0.4%)上昇の12505.99ドルと、終値ベースでは2008年6月 以来の高値となった。

シマング・キャナル・トラストの上級投資責任者、トム・ワース 氏は「決算主導の上昇局面であることに疑いの余地はない」と指摘。 「企業利益が3年ぶり高水準にあることから、ダウ平均も3年ぶり高 値となっている。今四半期は記録的な四半期になると当社は見込んで いる。売上高が伸びており、大手多国籍企業の業績が次々に上向いて いる」と続けた。

◎米国債市場

米国債相場は上昇。フィラデルフィア連銀製造業景況指数が予想 以上に低下したほか、米新規失業保険申請件数が予想より小幅な減少 にとどまったことなどを手掛かりに、景気回復が腰折れになるとの観 測が強まった。週間ベースでは2週連続で値上がりした。

この日は5年物インフレ連動債(TIPS)の入札(発行額 140億ドル)で最高落札利回りが前回に続いて2回連続でマイナス となったことをきっかけに、国債相場は上げを削る展開となった。こ れより先には、フィラデルフィア連銀が発表した4月の同地区製造業 景況指数が18.5と、前月の43.4から低下し、昨年11月以来の 低水準を記録したことを手掛かりに堅調に推移していた。

BNPパリバの金利ストラテジスト、セルゲイ・ボンダルチャク 氏は「経済統計は下方向へのサプライズだった。それが国債の買いを 支えているが、この日は短縮取引で商いも薄い」と指摘。「入札は予 想ほど順調ではなく、応札倍率は最近の結果と比べても低い方だ」と 述べた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによると、ニューヨーク時 間午後2時32分現在、10年債利回りは前日比1ベーシスポイント (bp、1bp=0.01%)低下の3.40%。一時は4bp低下し

3.37%を付ける場面もあった。同年債(表面利率3.625%、2021 年2月償還)価格は3/32上げて101 7/8。同利回りは週間では 1bp低下。

5年債利回りは2.11%。一時は2.09%まで低下した。週間で は1bpの低下。

◎金先物市場

ニューヨーク金先物相場は5日連続で過去最高値を更新。初めて 1オンス=1500ドル台で終えた。ドル安と債務懸念から代替投資と しての需要が高まった。

ドルが主要6通貨バスケットに対して2008年8月以来の安値水 準に下げたことを手掛かりに、金は1509.60ドルと最高値を記録し た。ギリシャが債務再編を避けられないとの思惑を背景に、同国の2 年債と10年債利回りはユーロ導入後の最高水準に上昇した。

UBSのアナリスト、エデル・タリー氏(ロンドン在勤)は顧客 向けリポートで「金の短期的な方向感を支配しているのはドルだ」と 指摘。「欧米のソブリン債問題はインフレ懸念とあいまって金の強い 支援材料になっている」との見方を示した。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物 6月限は前日比4.90ドル(0.3%)高の1オンス=1503.80ドル で終了した。最高値更新は今月に入って10度目。22日はグッドフ ライデー(聖金曜日)の祝日で休場。

◎原油先物市場

ニューヨーク原油先物相場は3日続伸。予想を上回る決算を背景 に景気回復への信頼感が強まり、燃料需要が増加するとの思惑から買 いが続いた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物6月限は前日 比84セント(0.75%)高の1バレル=112.29ドルで終えた。終 値としては8日以来の高値。

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