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モンゴルの鉄道ブーム:中国のレアアース支配を緩和か-日韓に供給へ

モンゴルは鉄道網を4倍に拡張す ることを目指し、日本や韓国などの国々に石炭や銅、レアアース(希土 類)を輸送する計画だ。モンゴルは、中国市場への依存度の低下と経済 開発の推進を目指している。

鉄道網は、全長約5700キロメートルに及び、モンゴルを横断しロ シア極東の港湾までを結ぶ計画。クアム・アセット・マネジメント(香 港)のリチャード・ハリス最高経営責任者(CEO)によると、この計 画により、オーストラリアのアスパイア・マイニングやカナダのプロフ ェシー・リソースなどの資源会社が恩恵を受けるとみられる。クアムは モンゴルに重点を置くファンドで2000万ドル(約16億4000万円) を調達しており、数カ月以内に投資を開始する予定。

ヘッジファンド運用会社ウェルノ・インベストメント・マネジメン ト(モスクワ)でロシア株約1億5000万ドル相当の運用を手掛けるロ ーランド・ナッシュ氏は「モンゴルのゴールドラッシュで欠けているの は輸送インフラだ」と指摘。「モンゴルの人々にとって重要なのは、中 国への依存度低下に向けなるべく多くの国々から投資を呼び込むこと だ」と述べた。

人口密度が世界で最も低いモンゴルでの鉱山業ブームは、チンギス ハンが13世紀にモンゴル帝国を築き上げて以来の巨額の富の流入を約 束している。モンゴルの株式指数、MSEトップ20指数は過去1年間、 世界で最も高い上昇率を示し、通貨ツグリクのドルに対する上昇率は5 番目となっている。

国際通貨基金(IMF)は、モンゴルで大型鉱山プロジェクトの生 産が始まれば、経済成長率は2013年に23%と、中国の2倍以上の伸び を示すと予想している。

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