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米アップル1-3月期:ほぼ倍増益、iPhone好調-株価上昇

米コンピューター・電子機器メ ーカー、アップルの1-3月(第2四半期)利益は前年同期比でほぼ 2倍に拡大した。コンピューターの「マッキントッシュ(マック)」 や、携帯電話サービス会社ベライゾン・ワイヤレスが新たに取り扱い を開始した多機能携帯電話「iPhone(アイフォーン)」の需要 が伸びた。タブレット型コンピューター「iPad(アイパッド)」 の販売は予想を下回った。

アップルの20日の発表資料によると、純利益は59億9000万ド ル(約4900億円)で1株利益は6.40ドル。前年同期は30億7000 万ドル(1株当たり3.33ドル)だった。売上高は前年同期比83%増 の247億ドル。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均は、1 株利益が5.39ドル、売上高が234億ドルだった。

iPhoneは2月にベライゾンでの取り扱いが始まり、第2四 半期の販売台数は1870万台と、アナリスト13人の予想平均(1630 万台)を上回った。アップルは3月の東日本大震災によって業績に 「実質的な」影響は受けていないと説明した。これを受け、iPad の供給不足が悪化するとの懸念は後退した。

JPモルガン・チェースのアナリスト、マーク・モスコウィッツ 氏は「今回の決算を受けて投資家の間では、アップルはテクノロジー 分野での夢のような成長物語だという見方が復活するだろう」と述べ た。

アップルの株価は決算発表後の時間外取引で3.2%上昇し、一時

353.39ドルを付けた。通常取引ではニューヨーク時間午後4時(日 本時間21日午前5時)時点で前日比4.55ドル(1.4%)高の

342.41ドル。

1月から医療休暇中のスティーブ・ジョブズ最高経営責任者(C EO)は発表資料で、「年内を通して全ての分野で革新を続けていく」 と述べた。

iPad販売は予想下回る

iPhoneの販売台数は2倍以上に増加し、2年ぶりの高い伸 びとなった一方で、iPadの販売台数は469万台と、アナリスト予 想の610万台を下回った。ティム・クック最高執行責任者(COO) はアナリスト向け電話会議で、供給不足の克服に取り組んでいると述 べ、「iPadの受注残は大量にある」と語った。新製品「iPad 2」は3月11日の米国発売日以降、多くの店舗で売り切れている。

クックCOOはまた、日本の震災によって部品調達が悪影響を受 けてはいないと述べ、今四半期には震災による実質的な影響は見込ま れないと説明。ただ、震災を受けて消費者の機器購入が減っているた め、日本での製品販売は2億ドル減少する可能性があるとの見方を示 した。

アップルは4-6月(第3四半期)の利益と売上高がアナリスト 予想を下回る見通しも明らかにした。同社によると1株利益は5.03 ドル、売上高は230億ドルになる見込み。アナリストらは1株利益を

5.25ドル、売上高を238億ドルと予想していた。

粗利益率

アップルは電話会議で粗利益率が第3四半期は約38%となる見通 しを示した。第2四半期は41.4%で、前年同期は41.7%だった。

他の製品の第2四半期販売台数は、マックが376万台、メディア プレーヤー「iPod(アイポッド)」は902万台だった。アナリス ト予想ではマックが360万台、iPodは980万台だった。

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