コンテンツにスキップする

【個別銘柄】鉱業、JFEH、岩崎電、富士通、東陽テク、キヤノ電

きょうの日本株市場で、株価変動 材料が出た銘柄の終値は以下の通り。

鉱業株:国際石油開発帝石(1605)が前日比3.5%高の62万2000 円、石油資源開発(1662)が2.1%高の3920円など。景気堅調を背景 とした需要期待、金利先高観の後退に伴うドル下落の影響から国際商 品市況に資金が流れており、20日のニューヨーク原油先物は、前日比

2.9%高の1バレル=111.45ドルと続伸。石油関連企業の収益に好影 響が及ぶとみられた。東証1部33業種の上昇率1位は鉱業。

半導体関連株:エルピーダメモリ(6665)が3.6%高の1179円、 東京エレクトロン(8035)が1.8%高の4555円など。インテルに続き、 携帯電話向け半導体最大手の米クアルコムが20日に発表した1-3 月の1株利益は一部コストを除く調整後で86セントと、アナリスト予 想の80セントを上回った。スマートフォン向け需要が好調で、業界環 境の堅調さを好感する買いが日本の関連銘柄に入った。東エレクには、 2011年3月期の連結営業損益が950億円前後の黒字となったもよう、 との21日付日本経済新聞朝刊の報道もあった。

JFEホールディングス(5411):3.5%高の2249円。午後2時の 決算発表後に上昇基調を強めた。11年3月期の連結純利益は前期比 28%増の586億円を確保する一方、1-3月(第4四半期)は震災に 伴う工場被災などで特別損失が発生、59億円の赤字と前年同期の470 億円の黒字から悪化した。12年3月期予想は未定としたが、みずほ投 信投資顧問の有村秀夫シニア・ファンドマネジャーは「当面の業績が 不透明なのは分かっていた。発表をきっかけに、PBR1倍割れに着 目した買いが入った」と指摘するなど、見直しの動きが広がった。

岩崎電気(6924):8%高の229円。政府の環境対策、東日本大震 災を受けた電力不足、企業や家庭の節電意識が高まる中で電機各社が 発光ダイオード(LED)照明事業を拡大する、と21日付の日経新聞 朝刊が報道。需要増による収益貢献が見込まれた。岩崎電では昨年12 月から、世界初のオール樹脂製で最軽量の屋内屋外兼用LEDランプ を発売。LED照明関連では、新規参入を発表したリコー(7752)が

1.5%高の944円、遠藤照明(6932)が15%高の1120円など。

富士通(6702):4.4%高の456円。同社は20日、震災で被害を直 接受けたグループの製造7工場が、20日までにすべての工場で生産能 力が100%復旧、通常操業を行っていると同日発表。生産停滞への懸 念が後退した。マッコーリー証券では、投資判断を従来の「中立」か ら「アウトパフォーム」に引き上げた。

 東陽テクニカ(8151):5.4%高の795円。主力の情報通信測定機 器事業などが順調に推移、震災も業績に大きな影響を与えなかったと し、11年9月期の連結営業利益予想を従来の18億円から前期比70% 増の21億円に上方修正する、と午後2時に発表。期末配当予想も1株 当たり10円から13円に増額したため、上昇基調が強まった。

石塚硝子(5204):10%高の164円、午後1時の決算発表後に上昇 基調を強めた。昨夏の猛暑で紙容器、PETプリフォームの出荷が伸 び、11年3月期の連結売上高は前期比3.5%増の560億円。ただ、資 材価格高騰、株安による投資有価証券評価損発生の影響で、純利益は 前期の5億4300万円に対し、6億7100万円の赤字に転落した。12年 3月期は、震災による飲料水不足への対応などで売上高は1.8%増の 570億円、純損益は3億円の黒字浮上を見込む。

キヤノン電子(7739):8.2%安の1937円。1-3月(第1四半期) の連結営業利益は前年同期比28%減の23億円だった、と前日発表。 コンポーネント部門でレーザースキャナーユニットの販売が減少、電 子情報機器部門ではレーザープリンターが低調だった。11年12月通 期の営業利益予想を、従来の153億円から前期比30%減の108億円に 下方修正した。

デンソー(6902):2.7%高の2699円。JPモルガン証券は20日、 投資判断を従来の「アンダーウエート」から「オーバーウエート」に、 目標株価を2850円から3400円に引き上げた。高技術力、トヨタ以外 への拡販の可能性は地震後も変化しないとみており、同社株の投資タ イミングは短期的に業績が悪化する局面が適しているという。

シミック(2309):6.4%高の1393円。製薬企業の医薬品開発支援 (CRO)事業などの売り上げが順調に伸び、10年10月-11年3月 (上期)の連結純利益が10億4000万円と、従来予想の6億円を73% 上回ったもようと前日発表。好業績への評価に加え、震災に伴う医薬 品製造支援(CMO)事業の中期的な拡大期待も広がった。

アップル関連株:日本時間21日早朝に発表された米コンピュータ ー・電子機器メーカー、アップルの1-3月(第2四半期)純利益は 前年同期の約2倍の59億9000万ドル(約4900億円)と好内容。携帯 音楽プレーヤー向けのイヤホンメーカーで、アップル関連銘柄と市場 で評価を受けるフォスター電機(6794)は2.1%高の1758円、コネク ターのSMK(6798)が1.1%高の363円などとなった。

ジーエス・ユアサコーポレーション(6674):3.8%高の547円。 長時間、繰り返し停電を想定したバックアップ用の無停電電源装置3 機種を品ぞろえしたと20日に発表。3時間程度の停電が連日続いても、 問題なく電源を供給できるといい、電力不足への懸念が強い中、需要 増加を見込む買いが優勢となった。

総合メディカル(4775):7.8%高の2456円。薬局新規出店による 増収効果が大きく、11年3月期の連結営業利益は前期比27%増の41 億4800万円だった、と前日発表。12年3月期は12%増の46億4000 万円を計画。業績堅調を評価する買いが優勢だった。

マネックスグループ(8698):2.9%安の1万6560円。きょう午前 に、米オンライン証券グループのトレードステーションを株式公開買 い付け(TOB)などを実施し、買収すると発表。買付資金は約339 億円で、トレード取締役会はTOBに賛同意向。経営規模拡大を見込 む買いで、発表後に一時7%高まで上げる場面もあったが、徐々に財 務負担などを懸念する売りに押された。

オリエンタルランド(4661):1.9%高の6890円。震災の影響で休 園していた東京ディズニーシーを28日から再開する、と前日発表。東 京ディズニーランドは、23日から夜間運営を開始。来園者回復を見込 む買いが先行した。

カッパ・クリエイト(7421):3.4%安の1484円。認知度向上と来 店客数増加で11年2月期の連結売上高は前期比5.3%増えたが、価格 競争激化の影響などで営業利益は17%減の46億円。1株当たり45円 を予定していた期末配当金は25円に減額した。12年2月期の連結営 業利益は震災の影響を受け、30億-40億円の範囲と前期比減益を想定。

ポーラ・オルビスホールディングス(4927):3.3%安の1742円。 震災の影響で化粧品販売が苦戦したことなどで、1-3月(第1四半 期)の連結営業利益は前年同期比1割強減の約10億円になったもよう、 と21日付の日経新聞朝刊が報道。会社側は午前9時すぎ、報道内容に ついて当社から発表したものではない、とする声明を発表した。

F&Aアクアホールディングス(8008):5.4%高の718円。発行 済み株式総数の0.3%に当たる10万株を上限に自社株買いを行う、と 前日発表。期間は21日から6月30日まで、需給好転が見込まれた。

杉本商事(9932):10%高の776円。中国や東南アジアの需要が好 転しており、11年3月期の営業利益は従来予想の4億5000万円を上 回る8億4500万円になったようだと前日発表。前の期は8400万円の 赤字だった。同社は測定器具、工具の商社。

さくらインターネット(3778):5.1%安の14万8100円。収益性 の高いポスティングサービスの売上構成比が増加したことなどで11 年3月期の営業利益は前期比64%増の12億円だったが、12年3月期 は、今秋に運用を開始する石狩データセンターの諸経費負担などで前 期比40%減の7億4000万円を計画する。

ゲンキー(2772):5.2%高の1620円。第3四半期累計(10年6 月21日-11年3月20日)の連結営業利益が前年同期比45%増の10 億円だった、と前日発表。据え置いた11年6月期予想の12億円に対 する進ちょく率は84%。「メガドラッグストア」業態での店舗展開強 化で、既存店来店客数が前年同期比18%伸びたことなどが寄与した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE