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第一生命:国内債を積み増しへ、国内株はリスク抑制-今年度運用

第一生命保険は21日、2011年度の 資金運用計画で、国内債券の残高を積み増す方針だ。国内株式はリスク 抑制的に運用し、外国債券の残高は横ばいとする。東日本大震災を受け た電力不足などで景気に下振れリスクがあるため、一段とリスクを抑制 した運用とする。

運用企画部の飯田貴史氏によると、国内債券は主に時価評価対象外 となる年限20、30年などの超長期債を積み増す。外債では為替リスク を回避したヘッジ付きの残高を横ばいとする。ヘッジコストの上昇を招 く利上げが欧州で始まり、米国でも来年初めの観測が浮上する中、飯田 氏は「トータルの収益を見ながら」ヘッジ外債を運用するという。

国内景気は、上半期はマイナス成長を否めず、下半期の回復も不 確実と予想。「夏の電力削減の目標やどこまでインフラが回復するのか 見えない中、余震も続き消費者や企業のマインドも下振れている」と指 摘した。夏以降、インフラ復旧や政策の効果が表れれば、景気は「回復 に向かう」とみている。

このような状況下では、株式などのリスク性資産は、基本的に中長 期的な運用の中で「何かあったときに動き、短期的リスクもコントロー ルできるようより柔軟に予期せぬ相場に準備していく」と述べた。国内 株式はリスクを抑制的に運用し、為替リスクをヘッジしないオープン外 債も横ばいを維持する考えだ。

第一生命では外国株式の残高は減らす計画はないが、飯田氏は「大 きく増やす環境も想定していない」としている。不動産は横ばいを維持 する。国内貸付の残高は微減とする計画だ。

公表資料によると、10年12月末時点での同社の一般勘定資産は29 兆8000億円。そのうち国内債は45.9%、ヘッジ付き外債11.6%、オー プン外債4.5%、国内株9.5%、外国株5.1%、貸付金12.4%、不動産4.3% などとなっている。

第一生命の2011年度の中心予想水準
(カッコ内は年度中の予想レンジ)
10年国債     :1.4%      (1.0-1.6%)
日経平均株価 :11000円    (8500-12000円)
米国10年債   :4.0%      (2.5-4.5%)
NYダウ:   :13000ドル  (10500-14500ドル)
ドル/円      : 90円      (80-95円)
ユーロ/円    :125円      (110-130円)

--取材協力:野沢茂樹 Editor: Kazu Hirano Hideki Asai

参考画面: 記事に関する記者への問い合わせ先: 東京 伊藤小巻 Komaki Ito (813)3201-8871 kito@bloomberg.net 東京 山崎朝子 Tomoko Yamazaki +813-3201-3119 tyamazaki@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: 大久保 義人 Yoshito Okubo (813)3201-3651 yokubo1@bloomberg.net Andreea Papuc +852-2977-6641 apapuc1@bloomberg.net

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