コンテンツにスキップする

納税者依存の英銀に巨額ボーナスは許されない-超党派議員らが強調

【記者:Gonzalo Vina】

4月20日(ブルームバーグ):英国の金融機関が公的支援に 依存しながら、従業員に多額のボーナスを支払うとともに過剰な 利益を得ているのは「不適切だ」と指摘する報告が、超党派の議 員らの手でまとめられた。

英銀は2008年以降、政府から1兆ポンド(約136兆円)余 りに相当する救済支援を受けている。下院の超党派議員らで構成 する決算委員会は20日公表した報告で、銀行は最終的に税金に よって救済されるという「暗黙の期待」の恩恵を受けていると指 摘。さらに、救済負担のリスクを政府から株主と債券保有者に移 す新たなメカニズムづくりも進んでいないと論じた。

マーガレット・ホッジ委員長(労働党)は声明で、銀行が既 存の公的支援を脱することを差し置いて「不必要なボーナスや配 当を支払う」ことの不適切さを指摘。「銀行が納税者の支援に依 存する状況を終わらせなければならない」と強調した。

また同委員会は別の報告で、銀行救済措置の1つである資産 保証スキーム(APS)について、財務省が納税者の利害を保護 する措置を取ることを求めた。

さらに、不良債権化の恐れがある資産を政府が保証するAP Sを利用しているロイヤル・バンク・オ ブ・スコットランド・ グループ(RBS)とロイズ・バンキング・グループが、保証対 象資産の全容を開示していないと批判した。

英大手金融グループでは、バークレイズがロバート・ダイア モンド最高経営責任者(CEO)に給与とボーナス、株式付与を 合わせて最大1010万ポンド(約13億6900万円)を支払うほ か、HSBCホールディングスも今年、スチュアート・ガリバー CEOに最大1330万ポンドの支給を予定している。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE