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【テクニカル分析】20年債利回りは2.05%が節目-あす入札後に反転も

三菱UFJモルガン・スタンレー 証券の稲留克俊債券ストラテジストは、20年国債利回りは足元で低下 基調にあるものの、昨年8月以降の右肩上がりの支持線が2.05%付近 にあることから、短期的には節目の同水準を下回っても、「ここから 2%割れを買い進むのは困難」だとみている。

新発20年国債利回りは昨年8月25日に約7年ぶり低水準となる

1.515%を付けたが、民主党代表選に伴う財政懸念が広がると同年9月 には1.9%台に急騰。その後もじりじりと水準を切り上げる展開が続 き、ここ3カ月間はおおむね2.0-2.1%のレンジを形成している。

4月上旬には2.1%台乗せまで上昇したものの、その後は水準を 切り下げる展開となっている。政府が東日本大震災からの復興財源と して、消費税率を3年程度の期間限定で3%引き上げる増税案を検討 する方向と伝わった19日には3月25日以来の低い水準となる

2.005%を付けた。

もっとも、財務省があす実施する20年利付国債の入札では、表面 利率(クーポン)は前回債の2.2%から0.1-0.2ポイント引き下げら れる見通し。稲留氏は、生命保険会社などの需要が膨らむのは年度後 半が多く、期初の段階での積極的な買いは期待しづらい上、クーポン 引き下げによって水準的な妙味も後退すると言い、「20年債利回りは 入札と前後して2.0%台前半でいったんは底入れするのではないか」 と予想する。

2004年1月以降の20年債利回りの推移をみると、同年8月に

2.50%の上限を付けた後は2.0-2.4%程度での推移が続いた。08年 12月に1.6%台、10年8月には1.5%台前半まで一時的に下振れる場 面もあったが、「2%の大台を下回る水準では定着しておらず」、この 間の平均値は2.074%となっている。

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