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米インテル:4-6月期売上高は市場予想上回る可能性-株価上昇

世界最大の半導体メーカー、米イ ンテルは、4-6月(第2四半期)の売上高がアナリスト予想を上回 る可能性を示した。インターネット経由でコンピューター処理を提供 する機器への需要増加が鮮明になった。

インテルの19日の発表資料によると、第2四半期の売上高は128 億ドル(約1兆557億円)から上下5億ドルの範囲内となる見通し。 ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均は119億ドルだった。 これを受けて同社株は時間外取引で一時6.7%上昇した。

米アップルのタブレット型コンピューター「iPad(アイパッ ド)」など携帯端末の人気が高まる中、インテル製半導体を搭載したサ ーバーで提供されるオンラインサービスの需要が増加しており、イン テルもその恩恵を受けている。前四半期はPC販売が不振だったもの の、インテルはマイクロプロセッサー市場で80%のシェアを握るため、 企業によるサーバーやPCの更新が同社の売り上げに追い風となって いる。

レイモンド・ジェームズ・アンド・アソシエーツのアナリスト、 ハンス・モーゼスマン氏はインタビューで、「新製品サイクルの強さの 表れだ」と述べ、「サーバー分野では更新サイクルが生じている。シェ アを拡大している公算が大きい」と指摘した。

インテルが同時に発表した1-3月(第1四半期)の純利益は前年 同期比29%増の31億6000万ドル(1株当たり56セント)。前年同期 は24億4000万ドル(同43セント)だった。ブルームバーグが集計し た1株利益のアナリスト予想平均は46セント。売上高は前年同期比 25%増の128億ドル。アナリスト予想平均は116億ドルだった。

インテル株は決算発表後に一時21.19ドルに上昇した。ニューヨ ーク時間午後4時(日本時間20日午前5時)のナスダック市場通常取 引終了時は前日比24セント高の19.86ドル。

クラウド需要

法人顧客の間では、ネット経由でコンピューター処理やソフトウ エア、ストレージのサービスを提供するクラウド・コンピューティン グに必要な機器の売れ行きが好調。調査会社IDCによると、クラウ ド・コンピューティングで使用されるサーバーの販売は昨年の38億ド ル(60万台)から2014年には64億ドル(130万台)に増加する可能 性がある。

インテルのステーシー・スミス最高財務責任者(CFO)はウェ ブサイトに掲載した発表資料で「サーバー事業は当社の予想を上回っ た。データセンター分野からの需要が引き続き堅調だった」と説明し た。

サーバー

ポール・オッテリーニ最高経営責任者(CEO)は決算発表に関 する電話会議で、サーバーやストレージ、ネットワーク機器向けの半 導体販売が今年100億ドルに達するとの見通しを示した。同CEOは 「われわれが今目にしているのは、インターネットにつながるコンピ ューター機器の急増だ。インテルはこのトレンドで大きな役割を果た している」と述べた。

インテルはまた、企業によるPCの刷新が続いていることから同 社製半導体を搭載したコンピューターの購入が増えると予想している。 同社の試算では、企業が保有するコンピューターの75%は依然、マイ クロソフトの基本ソフト(OS)「ウィンドウズXP」で作動している という。オッテリーニCEOは今年のPC販売の伸び率を二桁台の前 半になるとの見方を示した。

同社は一方で、1-3月(第1四半期)に困難にも直面していた。 1月にはマイクロプロセッサー向けのサポートチップの一つに設計ミ スがあったことを明らかにし、この影響で第1四半期の売上高が3億 ドル目減りするとの見通しを示していた。

同社によると、収益性の指標である粗利益率は第2四半期に61% から上下2、3ポイントの範囲内になる見通し。第1四半期は61%だ った。

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