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PIMCOエラリアンCEO:米国債利回りは低水準-歳出削減観測で

債券ファンド最大手、米パシフィ ック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)のモハメド・ エラリアン最高経営責任者(CEO)は、米国債利回りがほぼ1カ月 ぶりの低水準にあることについて、歳出削減が景気を減速させ米連邦 準備制度理事会(FRB)に利上げ先送りを促すとの観測が背景にあ るとの見方を示した。

同CEOはラジオ番組「ブルームバーグ・サーベイランス」のト ム・キーン司会者とのインタビューで「緊縮財政は短期的に成長を阻 害する」と指摘。「市場は政策見通しを織り込みつつある。緊縮財政が 鮮明になればなるほど、FRBが政策金利を据え置く可能性は高まる」 との見方を示した。

米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は18 日、米国の長期格付け「AAA」のアウトルック(見通し)を「ネガ ティブ」(弱含み)に引き下げ、政治家が2013年までに財政赤字と国 家債務の削減計画で合意しない限り、格下げの恐れがあることを示唆 した。

エラリアンCEO(52)は「米国のトリプルA格付けの見通しが ネガティブになるとは思いも寄らぬことだ」と指摘。その上で「これ により、中期的な財政対応に着手する必要性に大いに注目が集まって いる」と語った。

国際通貨基金(IMF)は11日、今年の米成長率見通しを2.8% に引き下げた。1月時点では3%を見込んでいた。

エラリアンCEOはまた、2年物ギリシャ債について、利回りが 20%超と過去最高水準に達しているものの投資価値がないとして、P IMCOには買い意欲がないと語った。その上で、ブラジルとノルウ ェー債には引き続き価値があり、有望視していると明らかにした。

PIMCOは2月、旗艦ファンド「トータル・リターン・ファン ド」(運用資産2360億ドル)について、米国債を含む米政府関連債の 組み入れ比率を引き下げた。エラリアンCEOによると、同ファンド は依然として米国債を購入していないという。

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