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米国株:反発、住宅着工統計を好感-好決算や商品高も追い風

米株式相場は反発。3月の住宅 着工件数が増加したほか、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J) やスチール・ダイナミクスの決算で利益が市場予想を上回ったことが 好感された。主要株価指数は前日、1カ月で最大の下げとなっていた。

S&P500種株価指数の住宅建設株指数は2.2%上昇。構成す る12銘柄すべてが値上がりした。J&Jはダウ工業株30種平均で 最大の上げ。スチール・ダイナミクスも大きく上昇。またフリーポー ト・マクモラン・カッパー・アンド・ゴールドをはじめ、原材料株も 高い。金先物相場が1オンス=1500ドルを突破し、過去最高値を更 新したことが材料視された。

S&P500種株価指数は前日比0.6%高の1312.62。前日は

1.1%下げていた。ダウ工業株30種平均はこの日65.16ドル(0.5%) 上昇の12266.75ドル。

LPLファイナンシャルのバート・ホワイト最高投資責任者(C IO)は、「押し目で買い、上げたところで売る」とし、「相場は非 常に底堅い。景気に関して言えば、考えられているよりも状況は良い。 きょうの住宅着工件数の数字はかなり良かった。J&Jのような代表 的銘柄の決算が予想を上回り、市場は活気付いた」と分析した。

住宅着工件数

S&P500種は年初から4.4%上昇。ブルームバーグのデータに よれば、S&P500種の構成銘柄中で今月11日以降に四半期決算を 発表した33社のうち約76%で、1株当たり利益がアナリスト予想を 上回った。

米商務省が発表した3月の住宅着工件数(季節調整済み、年 率換算)は前月比7.2%増の54万9000戸となった。ブルームバー グ・ニュースがまとめたエコノミスト予想の中央値は52万戸だった。 これに反応し、株価指数先物は上げを拡大した。

売上高で米最大の住宅建設会社パルト・グループは5.1%高の

8.24ドル。レナーは2.5%上げて18.79ドル。

レイモンド・ジェームズ・アソシエーツのチーフ投資ストラテジ スト、ジェフリー・ソー氏は「景気は自律的な回復軌道に乗っている」 とし、「市場ではファンダメンタルズ(経済の基礎的諸条件)を材料 に取引されている。企業決算は上向きのサプライズが続くだろう」と 述べた。

企業決算

ブルームバーグのデータによれば、アップルやゼネラル・エレク トリック(GE)などは、過去4四半期の決算で業績がアナリスト予 想を上回り、かつ2月以降に業績見通しを上方修正している。ブルー ムバーグによると、S&P500種株価指数構成企業の第1四半期の純 利益は平均10%増が見込まれている。

パイオニア・インベストメンツの運用担当者ジョン・キャリー氏 (ボストン在勤)は、「勢いや進歩、改善と呼ぶこともできるが、市 場には四半期ごとにより良い業績を挙げ、新しいことを思い付き、苦 境から抜け出す策を探す企業への関心が常にある」と指摘した。

J&Jは3.7%高の62.69ドル。同社の1-3月(第1四半期) 決算は、一時項目を除く調整後の1株利益が1.35ドルと、ブルーム バーグがまとめたアナリスト16人の予想平均(1.26ドル)を上回 った。同社はまた、通期の1株当たり利益予想を4.90-5ドルとし、 1月時点での予想(4.80-4.90ドル)から上方修正した。ブルーム バーグがまとめたアナリスト21人の予想平均は4.85ドル。

S&P500種では、原材料株指数が1.8%上昇と、主要10業種 中で最大の上げとなった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)C OMEX部門の金先物6月限は前日比2.20ドル(0.1%)高の1オ ンス==1495.10ドルで終了。一時は1500ドルを突破した。

スチール・ダイナミクスは5.7%上げて18.46ドル。同社の第 1四半期決算は、利益が1株当たり46セントとなり、アナリスト予 想の平均を5セント上回った。

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