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スイスのノバルティス:1-3月は6%減益-ワクチン販売減少で

スイスの製薬会社ノバルティス の1-3月(第1四半期)決算は、前年同期比6%減益となった。昨年 のインフレエンザの流行が終息し、ワクチンの売り上げが減少したこと が響いた。

同社の19日の発表によると、純利益は27億7000万ドル(約 2300億円)と、前年同期の29億3000万ドルから減少。ブルームバー グが過去1カ月間にまとめたアナリスト8人の予想平均では25億 7000万ドルが見込まれていた。売上高は前年同期比16%増の140億ド ル。

ノバルティスは昨年8月に眼科製品の米アルコンの過半数株式を 取得。4月11日に残りの株式取得を完了した。アルコンの売り上げが 加わったものの、ワクチン販売減少の影響を補うことはできなかった。 ノバルティスは主力商品の特許失効が順次始まることから、成長のけん 引役として多発性硬化症治療薬「ジレニア」などの新薬に期待を寄せて いる。

ドイツ銀行のアナリスト、ティム・レース氏(ロンドン在勤)は 決算発表前に顧客向けリポートで、「年内にわたりインフルエンザ流行 による販売効果が失われる見通しだが、ジレニアの売り上げは急速に加 速すると確信している」と指摘した。同氏はノバルティス株の買いを推 奨している。

同社は、今年通期の売上高が為替の影響を除いたベースで「2桁 台前後」の伸び率になるとした1月27日時点の予想を据え置いた。利 益見通しは示していない。

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