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リスク資産投資意欲は健在、大和投信の世界株投信748億円で設定

東日本大震災後も、海外資産を中 心に個人マネーの投資意欲は衰えていないようだ。投資信託では、こ の日運用を開始した外国株を投資対象とする新商品の設定額が11カ 月ぶりの高水準となった。

大和証券投資信託委託が19日に新規設定した「ダイワ/ハリス世 界厳選株ファンド」の当初設定額は、748億1214万円だった。大和投 信・経営企画部が電子メールで報道各社に通知した。ブルームバーグ・ データによると、当初設定額としては2010年5月の「野村グローバル 自動車株1005」以来の水準。

販売会社は大和証券など。大和証券グループ本社広報部の見澤広 治課長代理は、「運用会社の高い実績と、30-40の厳選した銘柄に集 中投資するという分かりやすさ」を販売好調の要因に挙げた。震災後 に外国為替市場がいったん急激な円高に振れた後、日米欧の協調介入 によって円安方向に戻ったほか、海外の株式市場が堅調に推移してい る点も、海外資産に対する投資意欲の継続を促した。

ファンドの投資対象は、日本を除く世界の株式。運用は、バリュ ー株投資に定評がある米ハリス・アソシエイツが行う。ハリスの昨年 末時点の運用資産総額は約5兆円。大和証券の資料によると、ハリス が運用する既存の世界株式(除く日本)ファンドは2000-10年までの 10年間に年平均15.4%の投資リターンを上げ、MSCI先進国(除く 日本)の同3.1%を上回る運用成績を残している。

投資信託協会の乾文男副会長は13日、3月の投資信託概況の発表 会見で、月後半からは「株式相場の戻りと円高の修正で買いが入って きた」と指摘。震災直後に比べ、投信販売が回復方向に向かっている との認識を示していた。同月は、投信全体では解約額が設定・償還額 を上回り資金が純流出したが、株式投信は純流入となった。

-- Editor:Shintaro Inkyo、Makiko Asai

参考画面: 記事に関する記者への問い合わせ先: 東京 浅井真樹子 Makiko Asai +81-3-3201-8955 masai@bloomberg.net 記事についてのエディターへの問い合わせ先: 東京 大久保義人 Yoshito Okubo +81-3-3201-3651 okubo1@bloomberg.net 香港 Nick Gentle +852-2977-6545 ngentle2@bloomberg.net

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