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TDK株が1年9カ月ぶり安値、サムスンHDD売却観測の警戒拡大

TDK株が一時、前日比5%安の 4090円と大幅続落。2009年7月以来、1年9カ月ぶりの安値水準に沈 んだ。韓国サムスン電子がハードディスクドライブ(HDD)部門を 売却する可能性があるとの観測を受け、アナリストから業績への影響 を一段と懸念する指摘が相次ぎ、売り圧力が強まった。

米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が17日に伝えた ところによると、サムスン電子が成長に向けた資金調達を目指し、H DD部門を売却、最も可能性の高い買い手候補は世界最大の駆動装置 メーカーの米シーゲート・テクノロジー(STX)だという。

クレディ・スイス証券の金本昭典アナリストは投資家向けメモで、 仮にサムスン電子向けのTDKのHDDヘッドシェアがSTX並みに 低下すると、TDKのヘッド事業は最悪ケースで年間売上高が約690 億円、営業利益では350億円程度の減益要因になることが考えられる と分析。同報道が事実とすれば、「TDKの収益水準は大幅な低下を余 議なくされるリスクが高い」と結論づけた。

UBS証券の後藤文秀アナリストも、同観測が事実ならば、電子 部品業界への影響は、日本電産やミネベアがポジティブである半面、 TDKに対してはネガティブと指摘。TDK利益への中期的なマイナ スの影響は営業利益で150億-250億円と試算した。

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