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ギリシャへの債務再編催促、欧州債務危機を拡大する恐れ-国債急落

ギリシャに債務再編をせかしてい る欧州の投資家や政治家は、結局は後悔する可能性がある。

欧州首脳は数週間前にギリシャとアイルランド、ポルトガルの救 済によって債務危機の拡大に歯止めをかけたとしていたが、その後の ドイツ当局者の発言を引き金に債務再編観測が高まり、危機が再燃す るリスクが浮上、スペインも巻き込まれかねない情勢だ。ギリシャが デフォルト(債務不履行)に陥れば、ギリシャ国内外の銀行のほか、 欧州中央銀行(ECB)や国内年金基金といったギリシャ国債保有者 が損失を計上し、欧州の金融システムに重圧がかかる。

クレジットサイツのストラテジスト、デービッド・ワッツ氏(ロ ンドン在勤)は電話インタビューで「ギリシャの債務再編によって、 スペインでの危機を招きかねない」と指摘。「その時点でギリシャの債 務再編で救われた金額は問題ではなくなる。スペインからの影響の方 がはるかに大きいためだ。最終的なコストは不明という問題が戻って くる」と述べた。

ギリシャは債務再編以外の選択肢を使い尽くした可能性があると のドイツ当局者の憶測は、救済への追加支出に消極的な姿勢を浮き彫 りにした。ユーロは18日、約4カ月で最大の下げを見せ、ギリシャと ポルトガルの国債相場は急落。デフォルト観測の高まりでリスクプレ ミアムはユーロ導入以降で最高に達した。

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