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中国の外貨準備は「合理的」水準超えている-人民銀総裁

中国の外貨準備高が「合理的」な 水準を超えため、管理と分散投資を改善する必要があると、中国人民 銀行(中央銀行)の周小川総裁が発言した。

中国の外貨準備は3月に3兆ドル(約250兆円)を超えた。周総 裁は18日遅く、北京の清華大学での講演後に、外貨準備の膨張が中銀 による金融システムからの流動性吸収措置を困難にしていると語った。 同総裁は過度の膨張を抑える必要性を指摘したが、現在の保有高に言 及したのか増加ペースに言及したのかは明確でない。1-3月(第1 四半期)の増加幅は1970億ドルだった。

周総裁は「外貨準備は中国が実際に必要とする合理的な水準を超 えた」とし、「外貨準備の急速な増大が過剰流動性につながり相当の不 胎化圧力となっている。政府が適正なバランスの取れた政策を取らな ければ、外貨準備増大が大きなリスクにつながりかねない」と述べた。 リスクの内容は説明しなかった。

中国の外貨準備増大は主に人民元上昇を見込む資本流入によるも のだとエコノミストらはみている。世界的な金融危機以降のここ2年 は政府が成長重視で融資ブームを後押しする中、このような資金が経 済に流れ込んできた。

周総裁は、中国経済は規模が大きく政府は資本流出入を管理して いるため投機的資金の流入は大きな問題ではないと述べた。ただ、流 動性は過剰だとし、政府は不動産市場に対する「監視を続け」、不動産 価格の急上昇を抑えるため「循環に逆行する」措置を講じることが必 要だと指摘した。

外貨準備の分散投資については、中国の政府系ファンドである中 国投資(CIC)のような機関を活用することが考えられると述べた が、CICが外貨準備からさらに資金を受け取るかの問いには回答を 控えた。

「新しい分野に重点的に投資する新しいタイプの投資機関を検討 することも選択肢だ」と述べ、「次段階の措置を私が語るのは不適切だ が、方向は明確だ」と続けた。

--* 参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: アムステルダム 木下 晶代 Akiyo Kinoshita +31-20-589-8544 akinoshita2@bloomberg.net Editor:Yoshito Okubo 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: ニューヨーク 大塚 美佳 Mika Otsuka +1-212-617-5823 motsuka3@bloomberg.net Editor:Tsuneo Yamahiro 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Nerys Avery at +86-10-6649-7558 or navery2@bloomberg.net

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