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【個別銘柄】輸出、半導体装置、TDK、IT関連、サイバネ、西松

きょうの日本株市場で、株価変動 材料が出た銘柄の終値は以下の通り。

輸出関連株:トヨタ自動車(7203)が前日比3.1%安の3125円、 ホンダ(7267)が1.1%安の2948円、コマツ(6301)が2.7%安の2678 円など。根強い欧州債務問題への懸念から、18日の海外為替市場で1 ユーロ=116円48銭と3月30日以来の円高値を付け、ドル・円も19 日の東京市場で一時1ドル=82円台前半と直近の円高水準に振れた。 採算悪化を懸念する売りで、東証1部33業種の下落率上位に輸送用機 器や機械、精密機器、電機などが入った。

半導体製造装置株:アドバンテスト(6857)が3.2%安の1405円、 東京エレクトロン(8035)が1.9%安の4300円など。米半導体メーカ ー、テキサス・インスツルメンツが18日に発表した4-6月(第2四 半期)の1株利益見通しは52-60セントと、アナリスト予想の平均 63セントを下回った。東日本大震災による需要落ち込みが背景とし、 株価は時間外取引で下落。同日の米半導体株の指標となるフィラデル フィア半導体指数(SOX)が1.8%安と軟調だったこともあり、日 本の関連銘柄に業績の先行きを懸念する売りが先行した。

  七十七銀行(8341):1.9%安の367円。2011年3月期の連結純損 益が従来計画の150億円の黒字から300億円の赤字へと転落したもよ う、と前日発表。固定資産関連損失の計上、今回の地震や津波による 融資取引先の業況悪化を踏まえ、貸倒引当金約550億円を新たに繰り 入れることなどが響く。また同行は、震災復興支援に向けた金融機能 強化法に基づく国の資本参加の検討も開始。東北にある金融機関の経 営環境の厳しさを懸念し、東証1部の下落率上位に岩手銀行(8345)、 福島銀行(8562)、東邦銀行(8346)など現地地銀株が並んだ。

TDK(6762):7.6%安の3980円。17日の米ウォールストリー ト・ジャーナルの報道をきっかけに、韓国サムスン電子がHDD部門 を売却する可能性があるとの観測が広がっており、アナリストから業 績への影響を一段と懸念する指摘が相次いだ。クレディ・スイス証券 は、仮にサムスン電子向けのTDKのHDDヘッドシェアが米シーゲ ート・テクノロジー並みに低下すると、TDKのヘッド事業は最悪で 年間営業利益で350億円程度の減益要因になると分析した。

鳥居薬品(4551):4.3%高の1637円。「ツルバダ配合薬(抗HI V薬)」などの販売が好調だったため、11年3月期の営業利益は従来 予想の12億円を上回る18億円だったもよう、と前日発表。前の期の 61億円との比較で、減益率がやや縮小する。

トラックメーカー株:いすゞ自動車(7202)が1.9%高の324円、 日野自動車(7205)が1.1%高の381円。ドイツ証券は18日、国内ト ラックセクターの判断を新規に「オーバーウエート」とし、いすゞを 判断「買い」、目標株価450円、日野自を判断「買い」、目標株価500 円に設定した。両社とも新興国市場の需要伸長が利益に寄与しており、 足元のサプライチェーンの問題が解消すれば、再成長するとみている。

ITシステム関連株:NTTデータ(9613)が2.3%安の24万3000 円、日本ユニシス(8056)が2%安の495円など。IT専門調査会社 のIDCジャパンが18日に公表した2011年の国内IT市場予測によ ると、市場規模は12兆165億円と前年比マイナス4.5%となる見込み。 東日本大震災前に予測していたプラス0.6%から大きく下方修正され ており、需要減退を懸念する売りに押された。

  共立印刷(7838):22%高の145円。物流費の削減や原材料費の改 善で11年3月期の連結営業利益は従来予想の9億2000万円から9億 8000万円に上振れたもよう、と前日発表。収益性の好転が評価された。

サイバネットシステム(4312):制限値幅いっぱいのストップ高と なる4000円(20%)高の2万3760円。11年3月期の連結営業利益が 従来予想の2億7200万円を上回る5億8100万円だったもよう、と午 後1時に発表したことを受け、買いが膨らんだ。メーカー各社の慎重 な景況感から、第4四半期の業績下振れを警戒していたものの、実際 は同四半期後半に受注が活発化した。

西松建設(1820):5.7%高の129円。11年3月期の連結営業利益 が従来予想の27億円を上回る31億円だったもよう、と午後2時に発 表し、買いが優勢となった。一部海外工事で採算が悪化したものの、 不動産事業で大型物件売却などによる利益の計上が寄与した。

JSP(7942):1.6%高の1392円。液晶ガラス保護シートの需要 が伸び、11年3月期の連結純利益は前期比56%増となったもようと 19日付の日本経済新聞朝刊が報道。好業績を見込む買いが優勢となっ た。会社側は午前の取引時間中、報道について「当社から発表したも のではない」との声明を発表。

東急不動産(8815):1.8%安の330円。成田東急ビル(千葉県成 田市)の減損損失を行うため、2011年3月期の連結業績に41億円の 特別損失を計上する、と前日発表したことを受けた。

大建工業(7905):2.9%安の304円。震災による工場の操業停止 などをこなし、11年3月期の連結営業利益が従来予想の42億円を上 回る43億5000万円になったもようだが、災害損失や製品点検費用の 計上などが響き、純利益は14億円と従来計画の20億円を3割下回っ たようで、最終利益水準の低下が嫌気された。

岩崎電気(6924):3.1%安の216円。希望退職者募集による退職 金などの支給で、11年3月期連結決算で約5億2000万円の特別損失 を計上すると前日発表。同通期業績は現在精査中という。

ミクシィ(2121):4.7%高の31万2000円。みずほ証券は18日、 投資判断を従来の「アンダーパフォーム」から「中立」に、目標株価 を28万7800円から32万円に引き上げた。

日本メディカルネットコミュニケーションズ(3645):1.4%高の 1055円。11年5月期末に、1株当たり4円の普通配、同2円の上場記 念配を実施、年6円配当とすると前日発表した。前の期は無配。同社 は昨年12月に東証マザーズ市場に新規上場した。

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