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ギリシャが16.25億ユーロを調達-2年債利回り連日の20%超

ギリシャ政府は19日に13週 物証券を入札し、16億2500万ユーロ(約1900億円)を調達した。 債務再編を回避できないとの観測を背景に国債利回りや保証コストが 上昇する中の入札となった。

2年国債利回りはこの日、前日に続き20%を超えた。10年国債 利回りは前回の13週物入札があった2月15日に比べ300ベーシス ポイント(bp、1bp=0.01%)近く上昇している。13週物の借 り入れコストも4.1%と、前回の3.85%から上昇した。

ウニクレディトの債券ストラテジスト、チアラ・クレモネシ氏 (ロンドン在勤)は投資家向け文書で、「債務再編の観測や国債への 強い圧力があるが、入札にはあまり影響がないようだ」として、需要 は堅調で、利回りは流通市場での水準よりはるかに低く、前回入札か らの上昇幅は25bpにとどまったと指摘した。

ギリシャ当局者は再編を準備しているとの観測を否定しているが、 ラボバンク・インターナショナル(ロンドン)のシニア債券ストラテ ジスト、リチャード・マクガイアー氏は、「火のないところに煙は立 たない」と投資家は考えているようだと論評している。

ギリシャ10年国債とドイツ債の利回り格差はこの日一時1120 bpと、過去最大を更新。CMAによれば、国債を保証するコストも 過去最高の1260bpを付けた。

「壊滅的な打撃与えかねない」

ギリシャは昨年5月に救済を受けて以来、13週物と26週物の 短期証券のみで資金を調達している。52週物の証券を最後に発行し たのは救済要請から10日前の2010年4月13日で、利回りは

4.85%。先週発行した26週物の利回りは4.8%だった。

ギリシャが今年の借り換えの際に必要とする580億ユーロは欧 州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)からの救済融資によって手 当てされているが、問題は来年以降。現在の救済合意によれば、ギリ シャは来年の中・長期債償還の少なくとも4分の3を市場から調達し、 2013年夏からは完全に自力調達に戻らなければならない。

ギリシャ中銀のプロボポラス総裁は18日、「債務再編はギリシ ャの政府と企業の国際金融市場へのアクセスに壊滅的な打撃を与える ほか、年金基金や銀行、個人の資産に大きな負の影響をもたらす」と、 再編回避の必要性を強調していた。

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