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欧州債:ギリシャとポルトガル国債が急落-デフォルト懸念が強まる

欧州債市場ではギリシャ国債の 2年債と10年債が急落し、両利回りはユーロ導入以来の最高を記録 した。ギリシャがデフォルト(債務不履行)を回避できないとの懸念 が強まったことが背景にある。

ギリシャ政府当局者は18日に債務再編のための協議を行ってい ないと表明したものの、同国債の2年債利回りは20%に急伸し、先 進国の国債利回りの中で最高に達した。ポルトガルの2年債と10年 債利回りもユーロ導入以後の最高を付けた。週末に実施されたフィン ランドの議会選挙では、納税者がユーロ圏の救済措置への資金提供に 反対する中、ユーロ懐疑派が躍進した。

ドイツ国債は上昇。米格付け会社スタンダード・アンド・プアー ズ(S&P)が米国債の格付け見通しを「ネガティブ」に引き下げた ことを背景に、米国債の代替としての投資需要が強まった。

コメルツ銀行(フランクフルト)の債券ストラテジスト、クリス トフ・リーガー氏は、「リスクが相場を左右する原動力の1つだ。債 務再編をめぐる議論が再び主要な話題となったほか、フィンランドの 選挙結果も状況の緩和に貢献する内容ではなかった」と述べ、「ドイ ツ国債の一段高を見込んでいる」と続けた。

ロンドン時間午後4時12分現在、ギリシャ2年債利回りは172 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の20.23%。同国 債(表面利率4.6%、2013年5月償還)価格は2.22ポイント下げ

75.38。ギリシャ10年債利回りは74bp上げ14.56%となった。

ギリシャ10年債と同年限のドイツ国債のスプレッド(利回り格 差)は82bp拡大の1131bpと、ブルームバーグがデータ集計を 開始した1998年以来の最大。ポルトガル10年債と独10年債との スプレッドは582bpに広がった。

独10年債利回りは前週末比13bp低下の3.25%と、3月24 日以来の低水準。独2年債利回りは11bp下げ1.73%を付けた。

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