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欧州株:3週ぶり大幅安-米国債格付け見通し引き下げとギリシャ不安

欧州株式相場は3週間ぶり大 幅安となった。米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S &P)が米国債の格付け見通しをネガティブに引き下げたほか、ギ リシャが債務再編を余儀なくされるとの観測が強まったことが背景 にある。

ギリシャのアルファ銀行と仏ソシエテ・ジェネラルはともに 3%余り下げ、両銘柄を中心に銀行株が売り浴びた。ドイツの鉄鋼 会社、ザルツギッターは5.1%下落。ゴールドマン・サックス・グ ループが同銘柄の投資判断を引き下げたことが売り材料。

一方、骨接合材メーカーのシンセスは5.6%上昇。米ジョンソ ン・エンド・ジョンソン(J&J)による買収で交渉中であると明 らかにしたことが買いを誘った。

ストックス欧州600指数は前週末比1.7%安の273.05で終了。 S&Pが米国債の格付け見通しを引き下げたことを受け、同指数は 下げ幅を拡大した。

ブルーウィン・ドルフィン・セキュリティーズのチーフストラ テジスト、マイク・レンホフ氏(ロンドン在勤)は、「とりわけ欧 州のソブリン債危機が未解決であることを考慮すれば、市場を心配 で満たすのは難しくはない」と発言。米国債の格付け見通し引き下 げについては「いいニュースではない。このようなことが起きると の予感はあった。歓迎される展開ではない」と付け加えた。

S&Pは米国の長期格付け「AAA」の見通し引き下げの根拠 として、財政赤字および債務の増加を挙げた。同社はまた、中・長 期的な財政への試練にどう対応するかについて、米当局が2013年 までに合意に達しない「重大なリスク」があるとの認識を示した。

18日の西欧市場では、18カ国すべてで主要株価指数が下落。 ユーロ・ストックス50指数の下落に備えた保険の役割をするオプ ションの指標、Vstoxx指数は21%上昇し22.79と、ここ11 カ月で最大の伸びとなった。

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