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ECBのボネロ氏:利上げは慎重に、危機終わっていない-大勢と一線

欧州中央銀行(ECB)政策委員 会メンバー、マルタ中銀のボネロ総裁は、インフレ期待が抑えられて いる限り、ECBは域内高債務国の経済成長を犠牲にして利上げを断 行するべきではないと論じた。

同総裁は15日にバレッタでインタビューに応じ、「現在のような 不透明な状況の中では、原理原則と現実主義のバランスを取る必要が ある」とし、「各国が経済成長を通じ債務問題から脱却するのを阻害す ることがないように、慎重な対応が必要だ」と語った。

ボネロ総裁は「ソブリン債危機はまだ終わっていないし、銀行セ クターは危機の解決に向けた鍵だが、一部の国では依然として極めて 脆弱だ」と説明。「金融セクターと実体経済の間で、ソブリン債を通じ た負の連鎖がまだ起こり得る。景気下振れリスクの可能性が高い」と 続けた。

同総裁は、景気へのリスクは均衡しているというECBの公式見 解から距離を置いた。

コンスタンシオ副総裁やシュタルク、ビニスマギ両理事は段階的 な金利正常化の方針を示し、ECBの大勢は追加利上げに傾いている。 ノボトニー・オーストリア中銀総裁は16日のブルームバーグ・ニュー スとのインタビューで、年内0.5ポイントの追加利上げを見込む予想 には「十分な根拠がある」と発言。ベルギー中銀のクーン総裁も17 日のインタビューで、金融環境は「緩和的過ぎる」と述べている。

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