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豪ドル:対米ドルで4%上昇へ、商品ブームで-クレディSとRBS

オーストラリア・ドルは、1-3 月(第1四半期)に同四半期としては5年ぶりの低いパフォーマンス を示したものの、石炭から鉄鉱石にわたる商品相場の高騰に伴い反発 する可能性が高まっている。

英ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS) は、商品24品目で構成するS&P・GSCI指数が3四半期連続で値 上がりしたことを受け、豪ドルが9月末までに対米ドルで約4%上昇 する可能性があると予想。クレディ・スイス・グループは今後1年で 豪ドルが4%上昇するとの見通しを示した。先物トレーダーの豪ドル 上昇に賭ける持ち高は少なくとも1993年以来の高水準となっている。

ブルームバーグのエコノミスト調査でも、豪ドルは上昇する公算 が大きい。オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)が既に先進 諸国の中で最も高くなっている政策金利をさらに引き上げると予想さ れる一方で、米連邦準備制度理事会(FRB)は過去最低水準にある フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を維持するとの見通しが 背景だ。豪州の輸出の約60%を占める原材料に対する中国の需要は、 先月震災に見舞われた日本の復興に向けさらに増える可能性がある。

クレディ・スイスのアジア太平洋債券担当チーフストラテジスト 兼外国為替戦略責任者、レイ・ファリス氏(シンガポール在勤)は「豪 州を今だけではなくここ数年けん引している商品のシナリオは、今後 も続くだろう」と指摘、「向こう1年の豪ドルの基本的な見通しは極め て良好だ」と語った。

同氏は、豪ドルが対米ドルで1年以内に1豪ドル=1.10米ドルに 達すると予想。先週末は1.0568米ドルだった。ブルームバーグ相関加 重通貨指数によれば、豪ドルは第1四半期に1.8%下げ、同四半期と しては2.3%値下がりした06年以後で最低のパフォーマンスとなった。

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