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【ECB要人発言録】自律成長、インフレリスク上向き-トリシェ総裁

4月11日から17日までの欧州中 央銀行(ECB)要人らの主な発言は次の通り(記事全文は発言者の氏 名をクリックしてください)。

<4月17日> ノボトニー・オーストリア中銀総裁(ワシントンでインタビュー): (年内の追加引き締めに対する)投資家の予想は十分な根拠に基づいて いる。実際のタイミングは経済の状況次第だ。物価動向を非常に真剣に 受け止める必要があることは明白だ。

<4月16日> ウェーバー独連銀総裁(ワシントンで記者団に):われわれはインフレ 圧力の大幅な増大を認識している。

<4月15日> オルファニデス・キプロス中銀総裁(ニューヨークで):欧州全体がギ リシャを支援している。債務再編は好ましくもなければ必要でもない。 ギリシャの債務の持続可能性について懸念する理由は見当たらない。

トリシェ総裁(ワシントンで会見):ユーロ圏の経済成長は今や自律的 であり、リスクは均衡している。インフレへのリスクは上向きだ。

コンスタンシオ副総裁(ニューヨークでインタビュー):4月の利上げ は、複数回に及ぶ利上げ突入がすでに決定されたという意味ではない。 ただ、ユーロ圏全体のインフレを制御するわれわれの決意の表れだ。

<4月14日> ゴンサレスパラモ理事(モスクワで講演):リスク管理の枠組みを強化 し、金融機関が将来の課題に直面する準備をしておく必要がある。こう した枠組みを各金融機関の戦略と意思決定プロセスの中心に位置付けな ければならない。

ビニスマギ理事(イタリア紙ソレ24オレとのインタビューで):2009 年のリセッション(景気後退)とデフレリスクによって、過去最低水準 の政策金利が正当化された。そうしたリスクの後退に伴い、このような 金利水準を正当にする根拠が薄れた。

<4月13日> シュタルク理事(ドイツのシュツットガルトで):政策金利が引き上げ 前の1%の状態であっても、一部のユーロ諸国が進めている経済改革は 痛みを伴うものだ。リスクプレミアムが現在のような高水準にあること で、ECBが設定する短期金利によってさほどの変化は起きていない。

ウェーバー独連銀総裁(セントルイスで記者団に対し):当局の予想通 りの状況になってくるなら、金融政策を今年さらに正常化することは正 当化される。

ドラギ・イタリア中銀総裁(トリノで講演):危機後にユーロ圏の政策 を特徴づけた異例な緩和的措置からの解除方法とそのタイミングを見計 らっている。こうした政策は先週の利上げ決定後も極めて緩和的にとど まっている。

<4月12日> シュタルク理事(香港で講演):ECBは物価安定へのリスクに照らし て適切であると同時に、秩序ある効率的な金融政策の浸透を維持するの に適したペースと度合いで、政策金利と流動性供給措置を調整する。非 伝統的措置を導入した際と同様に、その段階的解除と超低金利からの脱 却の間で、あらかじめ定められた段階的手順はない。

<4月11日> ウェーバー独連銀総裁(ボーフムでの公開討議で):危機発生時には、 民間の債権者も相応のコストを負担しなければならない。そうすること によって初めて、民間債権者は当初からの過ちに対して罰を受けること になる。

ホノハン・アイルランド中銀総裁(マーケット・ニュース・インターナ ショナル(MNI)とのインタビューで):一連の利上げを決定したわ けではないとしたECBの声明は、決して特定の道筋をあらかじめ約束 しないことを違う形で述べたものだ。

ECBの資金に過度に依存している銀行の中毒を治療するために強い措 置を講じるとは予想していない。問題解決は各国政府が主導しなければ ならないだろう。

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