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米BOAの1-3月:3四半期ぶり黒字-住宅ローンで追加和解

資産規模で米最大の銀行、バ ンク・オブ・アメリカ(BOA)の1-3月(第1四半期)決算は、 3四半期ぶりの黒字となった。景気回復に伴い延滞などによる債権 劣化に歯止めが掛かった。同行はまた、問題があったと指摘されて いる住宅ローンに関する和解でさらなる進展があった。

15日の同行発表によると、利益は前年同期比36%減の20億 5000万ドル(約1710億円)。1株利益は17セントとなった。前 年同期の利益は31億8000万ドル(1株当たり28セント)だった。

ブルームバーグ・ニュースがまとめたアナリスト28人の予想 平均では、調整後1株利益26セントが見込まれていた。

BOAは問題を指摘されている住宅ローンに絡み、引当金を4 億8700万ドル積み増した。また、債券保証会社(モノライン)の アシュアード・ギャランティーからの要求について合意に達したと 明らかにした。第1四半期の収入は16%減の271億ドルだった。

ブライアン・モイニハン最高経営責任者(CEO)はブルーム バーグテレビジョンとのインタビューで、「住宅ローン事業が引き 続き足かせとなっている。一方、他の事業分野では顧客活動が極め て堅調だ」と語った。

同行はまた、チャールズ・ノスキ氏に代わりブルース・トンプ ソン最高リスク責任者(CRO)を最高財務責任者(CFO)とす る人事も発表した。当局との和解を模索する中で、元米証券取引委 員会(SEC)の法規執行ディレクターだったゲーリー・リンチ氏 を起用したことも明らかにした。

住宅ローン証券化商品

発表によるとBOAは、アシュアード・ギャランティーおよび その子会社が住宅ローン証券化商品の買い戻しを求めている問題で、 現在と将来の請求に関して和解した。和解の費用は11億ドルの現 金支払いと損失分担合意を合わせ約16億ドル相当となる。

FBRキャピタル・マーケッツのアナリスト、ポール・ミラー 氏は、「モノラインと大規模な和解が成立したことは良いことだ。 利益が予想に届かなかったのは多分このためだろう」と述べた。ブ ルームバーグテレビジョンとのインタビューで語った。

BOAは先に、昨年12月のファニーメイ(連邦住宅抵当金 庫)、フレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)との和解と既存の 準備金によって、問題のある住宅ローンに関する負担は「ほぼカバ ーされた」としていた。今年に入って、住宅ローン投資家との残り の係争によるコストは70-100億ドルとの概算を示した。

13日には他の13社の住宅ローン債権回収業者とともに、差し 押さえ手続きやローンの不適切な処理で住宅所有者が被った損失を 補償する和解案で当局と合意している。

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