ブラジル株:上昇、利上げペース鈍化の見通しで-住宅建設株は下落

28日のブラジル株式市場では、 指標のボベスパ指数が上昇。インフレ抑制に向けた政府の支出削減計 画でブラジル中央銀行が利上げペースを緩めることが可能になるとの 見方が支援材料。

時価総額で同国2位の銀行、ブラデスコ銀行など与信拡大で恩恵 を受ける銘柄が高い。石油会社のOGXペトロリオ・エ・ガス・パル チシパソンエスも堅調。油井の掘削試験を行うと明らかにしたことが 買い材料。一方、住宅建設のMRVエンジェニャリア・エ・パルチシ パソンエスは約2カ月ぶり大幅安となった。

ボベスパ指数は前週末比0.7%高の67383.22で終了。同指数構 成銘柄のうち値上がりは51銘柄、値下がりは16銘柄。月間騰落率は

1.2%と、2カ月ぶりプラスとなった。通貨レアルは0.1%安の1ド ル=1.6643レアル。

同国政府が「わが家、わが人生」で知られる低所得層向けの住宅 購入支援プログラムの規模を今年50億レアル(約2460億円)削減す ると発表したことなどを受け、住宅建設株が下落した。政府は今年の 予算で住宅関連の他、防衛、教育などの分野で501億レアルの削減を 打ち出した。

アディンベスト・コンスルトリア(リオデジャネイロ)のパート ナー、ファビオ・カルドゾ氏は「この決定は間違いなく、当面、住宅 建設株にマイナスだ」と指摘。その上で、「これらの削減で中銀が従 来予想されていたほどの利上げをせずに済むのであれば、長期的には 同業界は恩恵を受ける可能性がある」と述べた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE