米金融機関の新規採用が回復-BOAやJPモルガンなど中心に

米金融機関は昨年、米銀最大手バ ンク・オブ・アメリカ(BOA)やウェルズ・ファーゴ、JPモルガ ン・チェースを中心に社員の数を増やした。金融業界が景気拡大や新 たな規制への対応を進めていることが背景にある。

BOAが証券監督当局に提出した2010年の年次報告書によると、 社員の数は28万8000人と、前年から4000人(1.4%)増加した。米 住宅金融最大手ウェルズ・ファーゴの年次報告書によれば、社員の数 は4900人(1.8%)増え、27万2200人となった。09年はメリルリン チを買収したBOAが人員を17%増やしたのに対し、ウェルズ・ファ ーゴは約5%減らしていた。

ブルームバーグの集計データによると、昨年の銀行利益は77%増 加した。米連邦預金保険公社(FDIC)は先週公表した報告で、資 産の質の改善と貸倒引当金の減少が増益に寄与したと指摘した。BO Aの10年の不良債権引当金は284億ドル(約2兆3200億円)と、41% 減少した。

米ヘッドハンティング会社コーン・フェリー・インターナショナ ルのグローバル金融市場調査責任者、エリック・モスコウィッツ氏は 「適正な報酬で採用できる良い人材がいた。銀行の多くは08、09年に かなり大幅に人員を削減しており、増強が必要だった」と話す。

JPモルガンは28日に年次報告書を提出するとみられる。1月に 発表した10年10-12月(第4四半期)決算のデータによれば、社員 の数は23万9831人と、前年同期から約8%増えていた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE