NY原油(28日):2週間ぶりの大幅安、サウジが供給増の意向表明

ニューヨーク原油先物相場は2 週間ぶりの大幅安。リビア騒乱で失われた原油供給を穴埋めするため、 サウジアラビアが増産の意向を示したことから売りが出た。またリビ アでは原油の積み出しが行われているとの情報も売り材料になった。

国営石油会社サウジアラムコのハリド・アルファリ最高経営責任 者(CEO)は、原油供給が不足した場合、同社にはこれを穴埋めす る準備が整っていると述べた。船舶ブローカー最大手、クラークソン でタンカー責任者を務めるボブ・ナイト氏によると、リビアではこの 1週間、石油の積み出し作業が問題なく完了した。

シティ・フューチャーズ・パースペクティブ(ニューヨーク)の エネルギーアナリスト、ティム・エバンス氏は、「供給全般に対する 不安は先週ほど切迫感が感じられない」と指摘。「リビア情勢は一方 向に着実に動きつつあるようだ。一段の生産減少は起きていないもよ うで、積み出し作業も行われている」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物4月限は前営 業日比91セント(0.93%)安の1バレル=96.97ドルで終了。11 日以来で最大の値下がり率。先週24日には2008年9月29日以来 の高値となる103.41ドルに上昇していた。過去1年間では22%の 値上がり。

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