欧州株:上昇、割安感から買い-シンジェンタとシーメンスが高い

欧州株式相場は上昇。ストック ス欧州600指数が先週に昨年7月以来の大幅安となり、構成銘柄の バリュエーション(株価評価)が約2年ぶりの低水準となったことが 手掛かり。

スイスの農薬会社、シンフェンタは2.6%高。インド政府が肥料 プロジェクトへの投資に対する税控除を打ち出したほか、同業他社の 農業向け化学製品の売り上げが増加したことをきっかけに買われた。 ドイツのエンジニアリング会社、シーメンスは3.6%上昇。電球部門 オスラムの新規株式公開(IPO)を検討しているとの観測が好感さ れた。

一方、英銀HSBCは4.7%の大幅安。2010年通期の純利益が アナリスト予想に届かなかったことが売りにつながった。

ストックス欧州600指数はロンドン時間午後4時半現在、前週 末比0.8%高の286.47。同指数は前週に2.4%下げた。月間の上 昇率は2.3%で、3カ月連続高となった。

ミーシャルト・アセット・マネジメント(パリ)のファンドマネ ジャー、ギローム・シャロアン氏は、「米経済指標がそれほど悪くな かったほか、一部企業が予想を上回るなど欧州企業の業績はこれまで のところ好調だ」と語った。

28日の西欧市場では、ギリシャと英国を除く16カ国で主要株 価指数が上昇した。

1月10日以降に決算発表したダウ欧州600指数の構成銘柄の うち、57%の企業の1株当たり利益がアナリスト予想を上回った。株 価収益率(PER)は13.5倍と、12年ぶり安値を付けた2009年 3月以来の低水準に近づいた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE