欧州債:独10年債下落、世界景気を楽観-アイルランド債は続落

欧州債市場ではドイツ10年債 相場が下落。リビアと中東の政情不安をきっかけに上昇した原油相場 が、世界景気の回復を妨げないとの観測が広がったことが背景にある。

ドイツの2年債と10年債のスプレッド(利回り格差)は約1週 間ぶりの最大となった。米セントルイス連銀のブラード総裁は経済専 門局CNBCとのインタビューで、米景気は「間違いなく明るいよう だ」と述べ、石油価格が米国の経済成長を脅かす懸念となり得るのは 「大きく上昇した」場合のみだとの見解を示した。

アイルランド国債は4日続落。最大野党の統一アイルランド党が 総選挙で勝利した。

クレディ・アグリコルCIB(ロンドン)の債券ストラテジスト、 ピーター・チャットウェル氏は、「ドイツ国債は朝方の上げを消した。 ブラード総裁がほどほどのペースの景気回復を示唆したためだ」と述 べ、「FRBのタカ派と目されていることから、同総裁の発言が市場 に強い影響を及ぼした」と続けた。

ロンドン時間午後4時36分現在、ドイツ10年債利回りは前週 末比2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の3.17%。 一時は3.12%まで下げた。同国債(表面利率2.5%、2021年1月 償還)価格は0.15ポイント下げ94.395。ドイツ2年債利回りは2 bp下げ1.52%。両国債のスプレッドは3bp拡大し164bpと、 22日以来の最大となった。

アイルランド10年債利回りは前週末からほぼ変わらずの

9.34%。一時は6bp上昇し9.40%と、昨年11月30日以来の高 水準を付けた。

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