バフェット氏:ゴールドマン出資の返済、FRBが年内に承認の公算

著名投資家ウォーレン・バフェッ ト氏は、同氏が率いる米保険・投資会社バークシャー・ハサウェイが金 融危機時に米金融サービス会社ゴールドマン・サックス・グループに対 して行った50億ドル(約4100億円)相当の出資分について、返済を 米連邦準備制度理事会(FRB)が恐らく年内に承認し、その結果バー クシャーの投資利益は圧迫されるとの見通しを明らかにした。

バフェット氏は26日に公表した毎年恒例の株主への書簡で、とも に固定配当率が年10%であるゴールドマン出資と米複合企業ゼネラ ル・エレクトリック(GE)への30億ドルの投資は今年末までに終了 する公算が大きいと指摘。同氏は、これまでFRBはゴールドマンの返 済を認めていなかったが、「間もなくゴーサインを出す可能性が高い」 と述べた。

GEとゴールドマンは、2008年のリーマン・ブラザーズ・ホール ディングス破たん後の借り入れコスト急増を受け、資本増強と信頼性向 上を図りバフェット氏に出資を仰いだ。その際、バークシャーに配当と して年10%を支払うことが取り決められた。

バフェット氏は同書簡で、「それでも出資返済は歓迎できない」と した上で、「返済後にわれわれの収益力は大幅に低下する」からだと説 明した。

ゴールドマンの広報担当、マイケル・デュバリー氏はこの件に関す るコメントを控えた。FRBのデービッド・スキッドモア報道官に勤務 時間外に取材を試みたが返答は得られなかった。

債券の利回り低下や米銀ウェルズ・ファーゴの減配に伴い、バーク シャーの投資利益はGEとゴールドマン、スイス再保険が支えていたが、 スイス再保険は昨年11月、バークシャーの出資分を返済することで合 意した。バークシャーはサンフランシスコに本拠を置くウェルズ・ファ ーゴの筆頭株主で3億4000万株余りを保有している。

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