ロンドンの高級住宅、ギリシャやスペインの富裕層が購入を拡大

世界の金融や政治情勢が不安定と なる中、外国人にとってロンドンの住宅物件の魅力が増しているよう だ。

英不動産ブローカー、ナイト・フランクによると、さまざまな国 籍の外国人がロンドンで100万ポンド(約1億3100万円)を超える高 級一戸建て住宅や集合住宅を購入したことから、物件の価格は2月に 4カ月連続で上昇した。ギリシャ人やスペイン人は自国が景気低迷に 苦しむ中でロンドンでの住宅投資を拡大させた。アジアの人々はイン フレヘッジを求めている。

ナイト・フランクの住宅調査責任者、リアム・ベイリー氏は、ロン ドンの不動産は、自国で不安定な金融・政治情勢に直面した投資家を 引き付けていると説明。チュニジアやエジプトの政変に触発された民 衆蜂起がリビアやバーレーン、イエメンに広がり、富裕層が資産保全 に動くことでより多くの資金が中東からロンドンに流れる可能性が高 いとみている。

ベイリー氏は「ロンドンで物件を購入した人の国籍の数は2009年 の46から、ここ1年間に過去最高の61に増加した」と指摘。同社が 国籍数を調査し始めた05年には30だった。

国籍別でロンドンへの投資を最も増やしたのは、ギリシャとスペ インの他、ウズベキスタンと香港、米国だった。2月の価格は前月比 1%上昇。前年同月比では8%上昇と、1年2カ月ぶりの低い伸びと なった。

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