東証:きょうから指数情報で高速配信サービス開始、ミリ秒単位に

東京証券取引所はきょうから、T OPIXなど株価指数について高速配信サービスを開始した。現行の 1秒ごとに配信するサービスに加え、構成銘柄の値段が変化するたび にミリ秒単位で算出、配信するサービスを新たに提供する。取引シス テムや市場情報配信の高速化に対し、市場参加者のニーズが高まって いることに対応する措置だ。

東証のリリースによると、これまで相場の変化が指数に反映され るまでにかかっていた時間が最大1秒間から、10ミリ秒以下にまで短 縮する。1ミリ秒は1秒の1000分の1。対象指数はTOPIX、TO PIXコア30、TOPIX500。

東証の斉藤惇社長は22日の定例会見で、毎日の全取引の約3割以 上をHFT(高頻度取引)やアルゴリズム取引が占め、これら取引を 行う市場参加者らは自ら同様の数値を計算しているが、「限界がある」 と指摘。その上で、「東証がサービスすることで、高速取引に参加でき る市場参加者層を拡大する」と話していた。

また東証は、指数構成銘柄の最良気配を基に算出する「東証気配 指数」という新サービスもきょうから始めた。気配値をリアルタイム で反映するもので、「今買い付ければ資金がいくらぐらいかかるか、な どを計算することが出来る。TOPIX型の運用をする際のトラッキ ングエラーが大幅に抑制され、投資効率が高まる」と斉藤氏は語った。

パインブリッジ・インベストメンツ運用本部長の後藤周平氏は、 HFTやアルゴリズム取引の増加について、「米国のマーケットでもそ うだが、時代の流れ。マーケットでの大きな振れとなることもあるが、 ネガティブに考える必要はない。迅速化はあるべき姿で、流れ自体を 忌避する話ではない」と指摘している。

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