日本株は夏場にもリスク増大、米景気減速懸念で-CLSAウッド氏

CLSAアジア・パシフィックマー ケッツのチーフストラテジスト、クリストファー・ウッド氏は28日、 東京都内で開催した投資家向けセミナー後の記者会見で、「日本は米国 に依存し過ぎている分、米景気に対する楽観論が後退すれば、ネガテ ィブな動きをしやすい」と述べ、2011年7-9月(第3四半期)以降 はリスクの増大などで、MSCIワールドインデックスに対して弱含 むと予測した。

ウッド氏は、米国の住宅市場がいまだ底打ちしていないとみてい るほか、米政府部門の財務体質のぜい弱さや雇用改善ピッチの鈍さな どがリスクだ、と指摘。「もし米経済が二番底を付けるという懸念が強 まれば、円高で日本株も下落する可能性がある」と語った。

ただ、4-6月(第2四半期)については、MSCI日本株指数 が日本を除くMSCIアジア株指数をアウトパフォームするとも予測。 日本企業が経費削減で収益性を高めているにもかかわらず、株価純資 産倍率(PBR)で1.1倍前後の現状の株価は割安との認識を示した。

ウッド氏は、1957年6月生まれの53歳。日本や米国などの先進 国で債務危機が起こったとしても、金(ゴールド)を購入すればヘッ ジできるというのが持論。

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