アイルランド次期政権、金融支援条件をEUなどと再交渉へ-総選挙

25日投票のアイルランド総選挙で 勝利した最大野党の統一アイルランド党は政権樹立を進めるとともに、 同国向け国際金融支援の条件再交渉を急ぐことにしている。

次期政権の首相就任が確実視されている統一アイルランド党のエ ンダ・ケニー党首は、来月9日の議会招集前に労働党ないし独立系議 員と連立政権を樹立することを目指す。1997年から政権を維持してき た共和党は総選挙で歴史的大敗を喫した。

ケニー党首(59)は欧州人民党(EPP)の会合に出席するため、 来月4日ヘルシンキを訪問、ドイツのメルケル首相ら首脳と会談する。 ケニー党首はRTEテレビに対し、同会合が欧州連合(EU)と国際 通貨基金(IMF)からの同国向け緊急金融支援の条件をめぐる再交 渉の始まりだと述べた。

同党首は緊急融資の金利5.8%の引き下げと、銀行優先債の保有 者にもコストを負担させるよう優先債保有者の保護撤廃を目指す考え。

米サウスウェスト・セキュリティーズのマネジングディレクター、 マーク・グラント氏は「独仏が一方のコーナー、別のコーナーにアイ ルランドが控えており、国際社会という観客の前で好試合を繰り広げ ることになる」と述べた。

RTEのウェブサイトによると、ダブリン時間27日午後10時半 (日本時間28日午前7時半)現在、全166議席中154議席が確定。統 一アイルランド党70議席、労働党36議席、共和党18議席、シン・フ ェイン党13議席をそれぞれ獲得した。

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