中東株が下落、サウジ株は9カ月ぶり安値-リビア情勢めぐる懸念で

【記者:Zahra Hankir、Alaa Shahine】

2月27日(ブルームバーグ):27日の株式市場では、サウジアラ ビアの指標となる株価指数が9カ月ぶりの安値となり、中東株式相場 の下げの中心となった。リビアでの混乱が原油価格を約2年ぶりの高 値に押し上げており、世界の景気回復を阻害するとの懸念が広がった。

サウジで上場銀行として時価総額が最大のアルラジヒ銀行は

5.2%下落。石油化学メーカー世界最大手のサウジ基礎産業公社(S ABIC)は昨年10月以来の安値を付けた。サウジ証券取引所のタ ダウル全株指数終値は5%安の5950.64と10営業日続落し、昨年6 月6日以来の安値。同指数は激しい抗議デモが展開されたチュニジア でベンアリ前大統領が国外に逃亡して以来、11%下落している。抗 議行動が飛び火したオマーンの株価指数も2.8%下げた。

シュア・キャピタルのシニア株式営業トレーダー、アムロ・アル ワニ氏は「中東では地政学的な混乱に明確な結末が見えず、地元の投 資家は慎重姿勢に徹している」とした上で、「リビアは今週の売り材 料となっており、地域情勢の不透明感を受けてファンダメンタルズ (経済の基礎的諸条件)は関係なくなっている。原油高は世界景気回 復を狂わせかねないリスクとなり続けており、投資家がリスク資産を 敬遠する要因となっている」と指摘した。

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