【FRB要人発言録】タカ派はQE2の完遂に反対も

2月28日(ブルームバーグ):2月21日から27日までの米連邦準 備制度理事会(FRB)要人らの主な発言は次の通り(記事全文は発言 者の氏名をクリックしてください)。

<2月25日> ラッカー・リッチモンド連銀総裁(ニューヨークでの米金融政策フォー ラムで記者団に対し):これまでの原油高は景気回復のリスクではない だろう。原油相場の変動きが非常に大きい場合は景気回復を鈍化させる 可能性がある。今のところは対処可能だ。

ラッカー・リッチモンド連銀総裁(米経済専門局CNBCとのインタビ ュー):成長見通しの改善が顕著であるため、量的緩和第2弾に反対す る立場に傾いている。私の考えでは、そもそも実施すべきかどうかの判 断が難しかった。

イエレンFRB副議長(ニューヨークで講演):当局者が政策金利をし ばらく低水準で据え置くとの見通しを立て、一方、市場参加者も同様の 見通しを共有するようになれば、金融をめぐる状況は、たとえ実際に政 策金利に変化を加えなくても、一段と緩和的になるだろう。

<2月24日> ブラード・セントルイス連銀総裁(ケンタッキー州ボウリンググリーン で講演):米国債購入計画を完遂すべきか、あるいは資産購入規模を幾 分か低くするよう漸次減少させるのかを議論するのが自然な流れだ。

(ブラード総裁が講演後、記者団から自身が検討している選択肢につい て問われたのに返答):購入規模を1000億ドル減らすとの提案はでき るかもしれない。国債購入ペースを緩めた上で、9月末まで買い入れる ことにすれば、市場混乱の回避に向け一層の支えになる。

<2月23日> プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁(アラバマ州バーミングハムで 講演):経済見通しが引き続き強さを増すならば、量的緩和第2弾の早 期終了に向け政策スタンスを変更することを排除しない。雇用や生産の 伸びが加速し始め、またはインフレやインフレ期待が高まり始めるなら ば、アクセルペダルから足を離し始める時かもしれない。

ホーニグ・カンザスシティー連銀総裁(ワシントンで講演):大きすぎ てつぶせない金融機関の存在が米国経済にもたらすリスクは深刻さを増 したと強く考えている。大手金融機関は分割が必要だ。セーフティーネ ットの下で経営を続けている企業が高リスクな取引を追求することを認 めるわけにはいかない。また、大手企業が米国の金融システムを脅かす ことも許すわけにはいかない。

エバンス・シカゴ連銀総裁(フィナンシャル・タイムズと会見):流動 性のわなに関するリスクが縮小するまで金融政策は緩和的な状態を維持 すべきだ。個人消費や設備投資を中心とする力強い需要の伸びに加え、 企業が雇用を拡大しつつある証拠が見られるまで引き締め政策には賛成 できない。

<2月22日>フィッシャー・ダラス連銀総裁(ワシントン・ポストと 会見):「インフレが制御不能にならないよう注意する必要があると思 う。私は高インフレがいかに急速に広がり、コントロールできない状況 になっていったかを忘れてはいない。痛みを伴う対策を講じる必要に迫 られたと記憶している。

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