統一アイルランド党と労働党が連立政権樹立へ、共和党は惨敗

アイルランドでは25日に投票が行 われた総選挙の開票作業が進み、最大野党の統一アイルランド党 が全166議席中65議席を獲得。同党のエンダ・ケニー党首が連立政 権を樹立して新首相に就任する公算が高まった。一方、銀行システム の崩壊で国際支援の受け入れを余儀なくされた与党共和党は歴史的大 敗に追い込まれた。

開票作業はダブリン時間27日午後3時4分(日本時間28日午前 零時4分)時点で144議席が確定。統一アイルランド党と連立を組む とみられる労働党が33議席を獲得したのに対し、14年間にわたって 政権を維持してきた共和党は16議席にとどまった。シン・フェイン党 は13議席、無所属・その他は17議席をそれぞれ確保した。

統一アイルランド党のケニー党首は、欧州連合(EU)と国際通 貨基金(IMF)からの緊急融資の金利をめぐる再交渉を行うととも に、財政赤字縮小に向けた歳出削減ペースを加速させ、銀行優先債保 有者にもコストを負担させることを目指す考えだ。

新議会は3月9日に招集される予定。ケニー党首は国営放送RT Eに対し、迅速に新政権を発足させると述べ、緊急融資条件の再交渉 で時間を無駄にはできないと説明した。英日曜紙サンデー・タイムズ が情報源を明らかにせずに報じたところでは、統一アイルランド党と 労働党は28日にも新財務相人事について協議を開始するとみられる。

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