ドイツ:2月のインフレ率、2.2%に上昇-08年10月来の高水準

ドイツのインフレは2月にエコ ノミスト予想以上に加速し、2年以上で最高の水準となった。エネ ルギー値上がりが物価上昇の要因となった。

ドイツ連邦統計庁が25日発表した2月の同国の消費者物価指 数(速報値)は欧州連合(EU)基準で前年同月比2.2%上昇と、 1月の2%を上回り、2008年10月以来の上昇率となった。ブルー ムバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト31人の予想中央値は

2.1%上昇だった。前月比では0.6%上昇した。

原油はここ半年で35%値上がりし、バレル当たり100ドルを 突破した。世界の原油生産の36%相当を担う中東と北アフリカの政 情不安で、価格はさらに上昇する可能性がある。ドイツ経済の好調 を背景にユーロ圏の景気回復も勢いを増しており、欧州中央銀行(E CB)当局者らは、賃上げ要求によって高インフレが定着すること への懸念を表明している。

ウニクレディト・グループのエコノミスト、アレクサンダー・ コッホ氏(ミュンヘン在勤)は、「ECBは警戒する必要がある。商 品相場の上昇が国内の物価上昇と賃上げ要求を加速させないように しなければならない」と語った。

ECBはほぼ2年にわたり政策金利を過去最低の1%に据え置 いている。ECB政策委員会メンバー、ルクセンブルク中銀のメル シュ総裁によれば、ECBは来週公表する最新の経済見通しで、 2011年のインフレ率予測を2%以上とし、昨年12月時点の1.8% から上方修正する可能性がある。1月のユーロ圏のインフレ率は

2.4%に上昇した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE