英国:昨年10-12月のGDP改定値、前期比0.6%減-下方修正

英経済は2010年10-12月(第4 四半期)に当初発表より大きなマイナス成長となった。イングランド 銀行(英中央銀行)は政策当局者の意見が割れる中、一段と難しい判 断を迫られる。

英政府統計局(ONS)が25日発表した10-12月期の国内総生 産(GDP)改定値(季節調整済み)は前期比0.6%減と、速報値 (0.5%減)から下方修正された。建設と投資が低迷した。前年同期比 では1.5%増(速報値=1.7%増)となった。

昨年12月の1世紀ぶりの厳しい寒波が景気回復に打撃を与え、英 経済は過去1年余りで最悪の状況となった。イングランド銀は今月、 政策金利を据え置いたものの、中銀目標の2倍の水準にあるインフレ 率で、当局者間の意見は4つに分かれた。ただ、最近の調査が、1月 にサービス業が回復を取り戻したことに加え、製造業の勢い加速を示 したことから、マイナス成長は一時的だった公算がある。

コメルツ銀行のロンドン在勤エコノミスト、ピーター・ディクソ ン氏は統計発表前、「天候が影響したのは明らかだが、その程度につ いては疑問の余地がある」と述べ、「回復が見込まれる11年初頭の経 済状況を実際に変えるものではない。これが悪いトレンドの始まりだ と誰1人として真剣に捉えていないだろう」と続けた。

ONSによると、個人消費は前期比0.1%減と、09年4-6月(第 2四半期)以来の減少。政府支出は0.7%増えたものの、事業投資は

2.5%減、建設も同様の落ち込みとなった。輸出は2.3%増、輸入は 3%増えた。

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