英銀HSBC:アジアで収益率低下に直面か、競争激化で-28日決算

アジア事業への依存の大きい英 銀、HSBCホールディングスは同業のスタンダードチャータード銀 行とともに、アジアでの収益率低下に直面しているとみられる。域内 外の銀行との間で競争が激化しているためだ。

金融危機で撤退を余儀なくされていたシティグループなどの米銀 も、アジア事業を再強化している。HSBCとスタンダード銀にとっ て、収入と人材の双方での競争激化を意味する。さらに、中国工商銀 行などの中国勢も国内市場での優位を手離すつもりはない。プライス ウォーターハウスクーパースの概算によれば、中国での外国銀行の市 場シェアは2%にすぎない。

エクサンBNPパリバのアナリスト、イアン・ゴードン氏は「利 ざや縮小の圧力がある」として、「アジアに戻りつつある他の外銀お よび中国本土の銀行は、攻勢を強めている。特に香港ではそうだ」と して、HSBCなどに強い逆風が吹いていると指摘した。

HSBCは28日朝に2010年通期決算を発表する。スタンダード 銀の決算は3月2日。両行は100年以上にわたりアジアで事業展開し ている。昨年1-6月(上期)の利益でアジアの割合はHSBCが 50%余り、スタンダード銀は約75%だった。

ドイツ銀行のアナリスト、ジェーソン・ネイピア、デービッド・ ロック両氏によれば、HSBCのネットの利ざやは2.83%と2.94% から低下、スタンダード銀は3.52%と3.76%から低下した見込み。

2010年業績のアナリスト予想は以下の通り(単位は百万ドル)。

*T HSBC 純利益 13,912

税引き前利益 20,453

収入 69,274

不良債権引当金 14,063

スタンダード銀 純利益 4,220

税引き前利益 6,145

収入 15,894

不良債権引当金 988.5

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