【クレジット市場】中国航空大手の社債利回り、原油高響き最高水準に

中国航空大手の社債利回りが過去 最高水準に達している。当局が発表した1兆5000億元(約18兆7000 億円)の大型航空インフラ投資計画にもかかわらず、原油相場の高騰 が圧迫材料となった。

中国の中央決済機関であるチャイナボンドによると、中国南方航 空が発行した表面利率4.62%の社債(発行額9億元、2014年償還)利 回りは5.199%となり、09年の発行以降最も高い水準に達した。また、 中国国際航空の表面利率3.48%の社債(同30億元、14年償還)利回 りの気配値も、発行以来の高水準である4.805%となった。

中国民用航空局の李家祥局長は24日に北京で、航空旅客需要の拡 大に対応するため、航空機の保有機数増加や空港建設など国内の航空 分野に15年までに1兆5000億元を投資する計画を明らかにした。李 局長の発言後に、アフリカ3位の産油国リビアの民衆蜂起で同国の原 油出荷が減少する中、ロンドン原油相場は2年半ぶりの高値を付けた。

大和総研の香港在勤アナリスト、ケビン・ラウ氏は「市場関係者 は中国航空各社の成長見通しよりも、今は原油相場や中東・アフリカ 情勢を注視している」と指摘。「原油がさらに50%急騰すれば、航空 各社にとって問題になるだろう」と語った。

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