米ブラックロック:新興市場株への投資、7-12月期に再び強化を

世界最大の資産運用会社、米ブラ ックロックは、7-12月(下期)に中国やブラジルを含む新興市場株 に投資資金を回帰させるよう勧めた。インフレ鈍化に伴い、投資妙味 が高まるとみている。

ブラックロックの投資戦略責任者(サンフランシスコ在勤)、ラ ス・ケステリッヒ氏は、ブルームバーグテレビジョンとのインタビュ ーで、「年後半に入るにつれ、中国やブラジル、その他多くの新興国・ 地域で現在見られる短期の循環的なインフレはいくらか緩和し始める だろう」と指摘。下期が「恐らく、新興市場に再び軸足を戻すのに適 した時期だ」と語った。

21の新興国・地域株で構成するMSCI新興市場指数は今年これ までの騰落率がマイナス5.5%と、24の先進国・地域株の指標、MC SI世界指数のプラス3.8%を下回っている。調査会社EFPRグロ ーバルによると、世界の新興市場株ファンドは、2月2日終了週の資 金純流出が70億ドル(約5700億円)強と、3年ぶりの高水準だっ た。

ただ、インド株についてケステリッヒ氏は、他の大半の市場より 「割高」なようだと指摘し、警戒感を示している。「インドの問題は、 他の一部新興国よりも中央銀行が金融システムからの資金吸収にあま り積極的ではなかったことだ」と説明した。

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